ブックカバーは文房具なのだろうか。
文房具の一つとして売られているし、文房具と同類として扱われる場合もある。しかし、ブックカバーが対象としているのは本であり、本はおそらく、いや僕の知っている範囲では文房具ではない。もちろん、文房具が対象とするのは文房具でなければいけないということなどなく、例えば文房具として扱ってもいいだろうと思われるガムテープは、そのガムテープが対象とするのはダンボール箱だったり、文房具以外の何かだったりする。その理屈でいえばブックカバーは対象とするものが文房具ではない本であったとしても、文房具として扱っても問題はないようにも思える。しかし、ガムテープは文房具以外のものにも使用する一方で文房具に対しても使用するが、ブックカバーが対象とするのは本であって、それ以外の目的では使用しない。
いや、日記帳に対して使うこともあるかもしれないので、日記帳であれば文房具として扱ってもいいし、ノートに対してブックカバーを使う人もいるかもしれない。
それだったら大丈夫かと思ったがやはりブックカバーが主とする対象は本であって、本は文房具ではない。
そんなふうに、ブックカバーに対して仲間はずれ的な考えを持ってしまうのは、僕がブックカバーを必要としない人間だからなのかもしれない。
これからは、もう少しブックカバーに対しても寛容の心を持とうと思う。
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