統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
配偶者が統合失調症に罹っているという人は、親、もしくは子供が統合失調症である人よりも少ない。
統計的にみて、大人になってから発症するよりは未成年の時に発症する場合のほうが多いということもあるが、発症をきっかけに離婚してしまう場合もあるからだ。離婚率でいえば、普通の夫婦の離婚率よりも高い。
菜時記 睦月/壬辰
正月休みに入ったので、買い物の方も無理して買いまとめをする必要もなく、それというのも年末年始も休み無しに店を開けてくれているスーパーがあるお陰なのだが、だらだらとその日に必要なものを主体に買い物をする。
僕が子供の頃は元旦に店を開けているところなど少なく、食料品に関しては買いだめをしておかないといけなかったのだが、今はそんなこともない。ありがたい反面、完全な分業が進んでしまった分断された社会になりつつあるという感じもする。それが良いことなのか悪いことなのかはよくわからない。年末年始の帰省ラッシュは相変わらずだけれど。
おせち料理関係の品物に関しては31日までは通常の価格だったけれども、一日過ぎると半額くらいまで値段が下がってしまうのを見ると、消費期限のあるものだとはいえ少し寂しさも感じる。
野菜は一部の品物はまだ高騰気味のようで、長ネギは2本で214円。地元野菜コーナーにある長ネギは130円台なのだが、白い部分が少ない。値段と実際に使用できる部分の長さを考えると214円のほうを買う。
キャベツは1/2カットで116円。ピーマンは少し高くて5個で158円。ピーマンは年始に買ったのだが、年末からそのまま売られていた感じだ。
年末は正月に合わせた食材が幅を占めていたが年が明けるとそういったものは半額コーナーへと押しやられ、日常の品物が棚を占めるようになってきた。
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