文春文庫『トオリヌケ キンシ』加納朋子
文春文庫『K体掌説』九星鳴
創元SF文庫『時間線をのぼろう』ロバート・シルヴァーバーグ
創元推理文庫『ほうかご探偵隊』倉知淳
創元SF文庫『行き先は特異点 年刊日本SF傑作選2017年版』大森望・日下三蔵編
講談社タイガ『バビロン 3 ―終―』野崎まど
集英社『じごくゆきっ』桜庭一樹
新潮文庫『月光のスティグマ』中山七里
文藝春秋『泣き虫弱虫諸葛孔明 第五部』酒見 賢一
早川書房『書架の探偵』ジーン・ウルフ
共和国『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』ルスタム・カーツ
九星鳴の『K体掌説』が文庫化。九星鳴は最初は謎の新人という触れ込みだったけれども、じきに夢枕獏の別ペンネームだということがわかってしまった。当人にしてみれば新人として再デビューしてみたかったということだけなので、出てしまえば判明してしまっても構わなかったのだろう。初期の夢枕獏の作風に近い話が多いということなので楽しみ。
野崎まどの『バビロン』は「終」とついているので3巻にて完結するようだ。吐気がするような悪に対してどのような結末をつけるのだろうか。
桜庭一樹の『じごくゆきっ』は短編集だが、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の後日談が収録されているということで気になる。
文藝春秋からは酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明 第五部』が出る。再来月は『泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部』が文庫化される。
ジーン・ウルフはいろいろと通読状態の本が残っているが、新刊が出てしまう。嬉しいといえば嬉しいのだが、読みきれないなあ。
共和国という知らない出版社から出るのは『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』。
”革命後のソ連文学史は、ファンタスチカ(SF+幻想文学)による権力闘争の歴史だった”
もうこれだけで気になります。
あまり気になる本が少ないが、読むペースも遅くなってきているのでこのくらいがちょうどいい。
続いて漫画。
ジャンプコミックス『ファイアパンチ(5)』藤本タツキ
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(6)』カサハラテツロー
KCxITAN『フラウ・ファウスト(4)』ヤマザキコレ
少年チャンピオン・コミックス『AIの遺電子(6)』山田胡瓜
月刊マガジンKC『さよなら私のクラマー(3)』新川直司
イブニングKC『累(11)』松浦だるま
KC DX『冒険エレキテ島(2)』鶴田謙二
バーズコミックス『棺の中は黄色いバラ(2)』タカハシマコ
ビッグ コミックス『ワンダーランド(5)』石川優吾
ビッグ コミックス『白暮のクロニクル(11)』ゆうきまさみ
ビッグ コミックス『レインマン(5)』星野之宣
ビッグ コミックス『青猫について(2)』小原愼司
ヤマザキコレは『魔法使いの嫁』と『フラウ・ファウスト』と二本の連載をしているけれども、両方共順調に出る。
それに比べると鶴田謙二の『冒険エレキテ島(2)』は順調に延びている。
タカハシマコの『棺の中は黄色いバラ(2)』と小原愼司『青猫について(2)』はどちらも2巻にて完結。『青猫について』はもう少し続くと思ったけれども。
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