台湾の漫画家、常勝の作品。
日本では日本語に翻訳されたものは電子書籍しかなく、さらには今のところamazonでは扱っていないようだ。
amazonでしか扱っていない電子書籍はそれほど珍しくはないが、その逆は珍しい。
というわけで、ネットを検索してもあまりこの作品に触れた記事というものは見つからない。
中世ヨーロッパを彷彿させる国が舞台。その国は女王による統治がなされているが、女王の関心は政治にあるわけでもなく、さりとて国そのものが荒廃しているわけでもない。もっとも女王に対して反対する勢力もかつてはあったが、女王の軍隊によって壊滅させられてしまっている。
そして女王は一度は老いたものの、ある時を境に若返る。
そんな不老の女王の住む城の牢獄にはオールドマンと呼ばれる一人の老人と反乱組織を率いた女性が捕らえられている。
反乱軍の女性は手足を切断されるものの女王の気まぐれによって命だけは助けられている。一方、オールドマンの方は何故捕まっているかは謎のままである。
オールドマンの武器は知力と奇術だ。
ある時、オールドマンは知力と奇術を駆使して反乱軍の女性とともに城から脱出するものの、再び女王と対峙しようとする。
オールドマンの目的は何か。
何処へと向かっていくのかわからないまま物語は進み、全４巻できれいにまとまっている。
オールドマン
オールドマン
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