菜時記 水無月/甲戌

妻が統合失調症を発症し、入院し、そして退院後、一年半程は僕と一緒であればなんとか買い物に出かけることができた。
しかし次第に、人目が気になりはじめ、買い物に出かけることが困難になってしまった。
だからそれ以降は僕が日用雑貨を含め一週間分の食料を週末に一人で買いに行くようになった。
菜時記 水無月/甲戌
店頭ではとうもろこしの甘々娘が売られていた。5本入りと3本入りの二種類である。こういうとき、2本入りがあればいいなと思うのだが、しかたなく3本入りをかごに入れる。
キャベツは小ぶりで身が詰まっているものが1/2カットで84円。ピーマンは105円だが6個も入っている。
長ネギは2本で194円、今週は無理して買う必要がないので、見送ることにする。
アボカドがほしかったがどれもかなり熟しているものばかりだったのであきらめる。
今週も地元野菜の店に寄るつもりなので、このくらいにしてレジで精算をする。
地元野菜の店では長ネギが2本で105円、これだったらお買い得なので買うことにする。ブロッコリーが80円、ヤングコーンが120円と今回は面白いものが買うことができた。
しかし、ヤングコーンなるもの、そのまま育てれば一本のとうもろこしになって一本あたり数百円という値段で売ることが出来るのにそれをしないというのは贅沢な食べ物だなと思ったのだが、実際はそんなことはなく、ようするに摘果(間引き)した結果だった。
続いて次の店へと向かう。
トマトが4個で214円、キウイが5個で538円だったので買うことにする。
ピーマンが6個もあるのでピーマンの肉詰めもいいかなと思い、今週はひき肉を買って帰ることにする。
なかなか面白いものを買うことができた週である。

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