松任谷由実の曲の中でどの曲が好きかと聞かれたら、僕は少し迷ったあとに「スラバヤ通りの妹へ」と答えるだろう。
少し迷うのは、その他に「NIGHT WALKER」という曲も好きだからだ。
松任谷由実の曲の中でこれを選ぶのはちょっとマイナーすぎると自分でも思っているが「NIGHT WALKER」はベストアルバムにも収録されているので自分が思っているほどマイナーではないだろう。しかし「スラバヤ通りの妹へ」はA面、B面でそれぞれ2曲ずつの12インチEPとして発売された「水の中のASIAへ」に収録された曲で、たぶん、松任谷由実のアルバムの中ではちょっと変わったアルバムだと思う。
その他に、好きというと稲垣潤一に提供した「オーシャンブルー」という曲も好きなのだが、松任谷由実が歌っているのよりも稲垣潤一が歌っている方が好きなので、ここでは外した。
僕が好きな松任谷由実はアルバムでいうと「DA・DI・DA」あたりまでなので、選ぶ場合には必然とそれ以前の曲の中から選ぶこととなる。
僕の妻は松任谷由実の曲をあまり聞かない。理由を尋ねると、声が好きではないからだと言う。
妻には時々驚かされることがあるのだが、この声が好きではないから聞かないということも驚かされたことのひとつだった。
というのも、それまで、ある歌手の曲を聞かない理由というのはその曲が好きではないから、という人ばかりで、声が嫌いだから聞かないという人に合うのは初めてだったからだ。もちろん、それは単に僕の交流範囲が小さかっただけで、たまたまそういう人に出会うことがなかっただけなのかもしれない。
ネットで調べてみると確かに、ある歌手の声が嫌いという人がわりといるし、僕自身も声が嫌いと感じることはないけれども、声が好きと感じることはある。
歌手ではないけれども、つけっぱなしにしていたテレビからずいぶんと良い声が流れてきて、画面を見るとその声の持ち主は姜尚中で、なんて良い声で喋る人なんだろうとその声に惚れ惚れしてしまったことがある。
どうやら僕の場合は嫌いな声よりも好きな声に反応してしまう方らしい。
コメント
初めまして!ユーミンの事が書いてあったのでおもわず(笑)
ユーミンの曲の中で1番を決めるのは非常に難しいですね。田舎の中学生の頃キャロルやクールスを聴いていた僕が静岡市内の高校に入り、友達の家で聴いた「時のないホテル」で衝撃を受けたのが始まりでした。中でも「よそゆき顔で」「ためらい」が大好きでした…
10代から20代の頃、デートやグループで遊びに出かけた際、いつもクルマの中はユーミンが流れていましたね。ライブで聴いた彼女の生の声に愕然とした記憶があります(笑)
僕もユーミンはDA.DI.DA」までだと思っています
サンビーさん、コメントありがとうございます。
ユーミンの曲というと、どうしても青春時代とかぶってしまうので、その頃の作品が思い出深く、それ以降の作品は少し霞んでしまいます。
「時のないホテル」は確かに衝撃的でしたね。特に歌詞の内容を考えれば考えるほど、ユーミンって凄いなあと思いました。