手術して2週間経ったが

痔の痛みに耐えかねて、勢いに任せて手術をしたけれども、術後の痛みがこれほどまでとは思ってもなかった。
ネットで検索すると術後の痛みに苦しんだ経験のある人が多数いる。
手術を決心する前に読んでいたら少しは違ったかもしれないが、たぶん読んでいたら臆して、手術を延ばしていたかもしれない。
日帰り手術とはいえ、術後四日間ほどは殆ど家で寝たきり状態だった。
起きられないこともなかったのだが、なにしろ出血が怖い。痛み止めを飲んでいても痛みはあるし、肛門には常に何か挟まっているような異物感があるし、肛門というのは常に何かの拍子に力が入る場所で、力が入ると痛い。
しかし、そういった痛みはまだ軽い痛みで、寝ていれば我慢できる。
一番の痛みは排便時の痛みだ。
痔の痛みよりも痛い。
便意はあるのだが、出そうとすると激痛が走る。
切れたんじゃないかと思うくらいの痛みで、そこで戦意喪失してしまう。
思い切って出そうとしても出るのはおならだけだったりする。
出そうとすると痛いので、必然的にあまり食べないようになる。
しかし、食べないようにしていても少しは食べるので、次第におなかが張ってくる。
決して硬い便ではないのだが、とにかく痛い、というかこういう痛みは段々と軽くなっていくはずなのに、次第に痛くなってくる。
毎日、少しは排便するようにしていたのがまずかったのかもしれないと思い、一日お尻を休ませたりするのだが、効果があったのかどうかもよくわからない。
下剤を出してもらったのでそれで少しは楽になることを祈りたいのだが、手術する前よりしたあとのほうが痛いというのは辛い。
術後11日目にして、出血も減ってきたと思ったいたところに、かつてないほどの出血をする。
しばらくして血は止まったが、安心する余地もない。

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