河出文庫『星を創る者たち』谷甲州
河出文庫『英子の森』松田青子
河出文庫『ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所』ダグラス・アダムス
ちくま文庫『田中小実昌ベスト・エッセイ』田中小実昌
講談社文芸文庫『藁屋根』小沼丹
ハヤカワ文庫JA『日本SF傑作選(3)眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空』眉村卓
ハヤカワ文庫JA『アリスマ王の愛した魔物』小川一水
ハヤカワ文庫SF『ジャック・イジドアの告白』フィリップ・K・ディック
ハヤカワ文庫SF『シルトの梯子』グレッグ・イーガン
双葉文庫『夕焼けのかなた』眉村卓
創元推理文庫『内部の真実』日影丈吉
角川文庫『俳優探偵 僕と舞台と輝くあいつ』佐藤友哉
東宣出版『魔法にかかった男』ディーノ・ブッツァーティ
南雲堂『本格ミステリ戯作三昧 贋作と評論で描く本格ミステリ十五の魅力』飯城勇三
とうとう今年も残り1ヶ月となってしまった。
なのに今年も積読本は増える一方で、減る兆しもありません。
とりあえず来月の気になる本をピックアップしてみると、谷甲州の『星を創る者たち』が文庫化。
書籍化された時に読もう読もうと思いつつ、電子書籍化もされたので、買っても積読にしてしまうし、まあしばらくほっといてもいいかと思っているうちに文庫化されてしまいました。
でもとりあえず、今年は<航空宇宙軍史>シリーズを読破できたのでまあいいか。
同じく河出文庫からは松田青子とダグラス・アダムスが出ます。
松田青子は『スタッキング可能』の松田青子ですから期待しないほうがおかしい。
で、ダグラス・アダムスは<銀河ヒッチハイクガイド>シリーズの作者だから期待できます。
ちくま文庫では田中小実昌のエッセイ集が出ます。獅子文六が何故か静かなブームで次々と復刊されているので、田中小実昌もブームが来ないものかな。
ハヤカワ文庫JAからは日本SF傑作選の第三巻、眉村卓が出ます。小松左京と違って短編中心のラインナップだと思うけれども、楽しみです。
タイミングを同じくしてか双葉文庫からも眉村卓の新作『夕焼けのかなた』が出ます。
フィリップ・K・ディックの『ジャック・イジドアの告白』は何だと思っていたら『戦争が終り、世界の終りが始まった』の新訳改題したものでした。いちおうSFではないということなのですが、SF文庫として出るのは統一性を持たせるためなのかな。
『本格ミステリ戯作三昧 贋作と評論で描く本格ミステリ十五の魅力』はタイトルにもあるように贋作と評論という組み合わせで本格ミステリを語るというものらしいです。語られるミステリがどんなラインナップなのかというのも気になりますが、評論と実作を兼ね備えるというのはかなり気になります。
続いて漫画。
ジャンプコミックス『血界戦線 Back 2Back(4)』内藤泰弘
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(7)』
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(6)』板垣巴留
バンチコミックス『応天の門(8)』灰原薬
アクションコミックス『私の少年(4)』高野ひと深
KC DX『銃夢火星戦記(5)』木城ゆきと
ビッグコミックス『そのたくさんが愛のなか。(2)』吉田聡
ヤングアニマルコミックス『大奥(15)』よしながふみ
ビームコミックス『大人スキップ(2)』松田洋子
今のところ来月で気になる漫画は少ないです。
その分、今まで気になっていたけれども買うのを躊躇していた漫画が増えそう。
内藤泰弘の『血界戦線』は前巻が出たのが9月なのにもう続きで出ます。
カサハラテツローの『アトム ザ・ビギニング』も順調。まだまだ終わりは見えません。
『私の少年』はいよいよ中学編の開始です。前巻の引きが良かっただけに4巻は楽しみです。
吉田聡の『そのたくさんが愛のなか。』は安定した面白さというかこういう話を書かせたらうまいなあ。
松田洋子の『大人スキップ』は二巻で完結。あまりだらだらと続いても仕方ないけれども、もう少し読みたかった気もするけれど、やっぱりこのくらいの分量のほうがちょうどいいかな。
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