妻の病院を転院することになったので、その結果、処方箋薬局も変わることとなった。
薬局が変わることは病院を変えることに比べればまったくといっていいほど何も問題はなく、そもそも、薬局で処方してもらった薬を受け取るのは僕自身なので、問題など発生のしようもないのだが、新しい薬局に行くと決まって最初にアンケートのようなものを書かなければいけないのが少しばかり面倒でもあるというのは、老眼になってきて字を書くのが少し大変になってきたというのと、字が下手なのであまり自分の書いた字を見せたくはないという気持ちがあるからだ。
とはいっても、それは一回限りのことであるし書いてしまえばそれでおしまいなので後腐れのないものではあるのだが、処方されている薬にはジェネリックがありますがどうしますか、と聞かれた時には少し驚いた。
これまでは院外処方ではなく、院内処方だったのでジェネリック云々という話はでなかったし、以前の病院では去年の終わりごろから院外処方になったが、そちらの薬局でもジェネリック云々という話は出たことがなかったからだ。
調べてみると一昨年の6月あたりに発売になったもののようで、どおりで今までそういう話が出てこなかったわけだとわかったが、ではジェネリックに変えるかどうかといえばそれはまったく別問題で、おいそれと簡単に変えるわけにもいかない。
というのも、ジェネリックというものは主成分は同じだがそれ以外の部分では違う場合があり、その違いの部分における影響というのは精神科の薬に関していえば無視できない。
そもそも、妻は薬に対する抵抗が大きく、パッケージの形が変わっただけでも拒否反応を起こしてしまう。なので、ジェネリックにするという選択肢はまったくない。
ということがあったその日、効果・安全性同等なら「安価薬優先」のルール化というニュースが飛び込んできた。
医療費が高騰化しているというのはわかるのだが、世の中には僕達のようにジェネリックにするのにものすごいリスクを伴う人たちもいるということをわかってもらいたいという気持ちがある。
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