河出文庫『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』ジョイス・キャロル・オーツ
新潮文庫『私の恋人』上田岳弘
新潮文庫『オンブレ』エルモア・レナード
創元推理文庫『夜届く 猫丸先輩の推測』倉知 淳
創元推理文庫『魔女』樋口有介
ハヤカワ文庫SF『アルテミス(上下)』アンディ・ウィアー
角川文庫『インドクリスタル(上下)』篠田節子
新年早々の1月はあまり気になる本が多くありません。
積読本が多いのでその分消化にまわすことができそうなのですが、毎年そんなことを書いていて、一向に減ることがないのであてにはなりません。
河出文庫からはジョイス・キャロル・オーツの『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』が文庫化されます。
新潮文庫からは上田岳弘の『私の恋人』が文庫化されるのですが、この人のデビュー作は『太陽・惑星』のほうで、こちらが文庫化される前に次の作品が文庫化されるというのも珍しいのですが、なにか理由があるのでしょうか。
エルモア・レナードの『オンブレ』は村上春樹の翻訳によるもの。
エルモア・レナードは読んだことがなく、何冊かは積読のままなのですが、レナードタッチとも呼ばれるレナードの文体を村上春樹がどのように翻訳するのか気になります。でも『オンブレ』を描いた頃はまだそこまでの文体ではなかったのかもしれません。
ハヤカワ文庫SFからは『火星の人』のアンディ・ウィアーの新作が出ます。今度は月面が舞台となる話だそうですが楽しみです。
続いて漫画。
ヴィレッジブックス『ヘルボーイ・イン・ヘル:死出三途』マイク・ミニョ―ラ
ジャンプコミックス『ファイアパンチ(8)』藤本タツキ
KCxITAN『LIMBO THE KING(3)』田中相
ビームコミックス『どこか遠くの話をしよう(下)』須藤真澄
ビッグコミックス『でぃす×こみ(3)』ゆうきまさみ
ビッグコミックス『健康で文化的な最低限度の生活(6)』柏木ハルコ
ボニータ・コミックス『クジラの子らは砂上に歌う(11)』梅田阿比
少年サンデーコミックス『双亡亭壊すべし(7)』藤田和日郎
朝日新聞出版『ギガタウン漫符図譜』こうの史代
アフタヌーンKC『ディザインズ(3)』五十嵐大介
モーニングKC『飼育少女(1)』仲川麻子
電撃コミックスNEXT『やがて君になる(5)』仲谷鳰
日本での『ヘルボーイ』の人気具合はどれほどのものなのかはわかりませんが、次々と翻訳されるのだからそれなりに人気があるのでしょう。マイク・ミニョーラファンとしては嬉しい限りで特に今度の新シリーズではマイク・ミニョーラが絵を担当しているということなので楽しみです。
藤本タツキの『ファイアパンチ』はいよいよ完結。迷走しているという気もしないでもないけれどもすごく不思議な漫画です。
須藤真澄の『どこか遠くの話をしよう』も下巻が出ます。上下巻になるのか上中下巻になるのかわからなかったのですが、完結したらまとめて読もうと思っていたのでようやく上巻を読むことができます。
朝日新聞出版からはこうの史代の新作『ギガタウン漫符図譜』がでます。あいかわらず実験的というか意欲的な作品を描いてくれています。
一見すると生き物を飼育する漫画のようですが、実は飼育されているのかもしれないという仲川麻子の『飼育少女』の1巻が出ます。電子書籍で一話単位で出ていたのですが、やっぱりある程度はまとめて読みたいのです。
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