来月の気になる本

ハヤカワ文庫NV『ダウン・サイド 強奪作戦』マイク・クーパー
ハヤカワ文庫SF『時空のゆりかご』エラン・マスタイ
ハヤカワ文庫JA『日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース』平井和正
ハヤカワ文庫JA『エピローグ』円城塔
早川書房『SFが読みたい! 2018年版』
新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『現代中国SFアンソロジー 折りたたみ北京』ケン・リュウ編
白水社『海峡を渡る幽霊 李昂短編集』李昂
創元推理文庫『月下の蘭/殺人はちょっと面倒』小泉喜美子
創元推理文庫『蕃東国年代記』西崎憲
文春文庫『プロローグ』円城塔
文春文庫『鷹ノ目』犬飼六岐
文春文庫『羊と鋼の森』宮下奈都
文春文庫『ナイルパーチの女子会』柚木麻子
角川文庫『いつかの人質』芦沢央
角川文庫『嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子』松崎有理
新潮文庫『あぶない叔父さん』麻耶雄嵩
来月は2月でいつもよりも日数が少ないのに気になる本がたくさん出ます。
早川書房からは気になる本が沢山。
マイク・クーパー の『ダウン・サイド 強奪作戦』はケイパーものです。ケイパーものというのは登場人物が計画を立てて何かを盗むというお話です。
犯罪は良くないことなのですが、盗むのは不可能といわれるものを計画を立てて盗むという物語は僕の好きな物語の一つで、ドナルド・E・ウェストレイクの<ドートマンダー>シリーズなんかもそうですね。
日本SF傑作選の四巻目は平井和正です。今回も『サイボーグ・ブルース』をそのまま収録した変則的な短編集。『サイボーグ・ブルース』は読んでいるので、ちょっと残念な部分もありますが、残りは短編なのでこちらは楽しみです。
毎年恒例の『SFが読みたい!』も出ます。ここ数年はあまりSFをよんでいなかったのですが、それでもこの本は楽しみ。
ケン・リュウ人気にあやかってというよりもその勢いに任せて『現代中国SFアンソロジー 折りたたみ北京』がでます。
中国SFでありながらヒューゴー賞を受賞した劉慈欣 『三体』から 抜粋した「円」という短編が収録されています。抜粋だけではなく全部翻訳されるといいのですが。
円城塔はハヤカワ文庫からは『エピローグ』、文春文庫からは『プロローグ』がそれぞれ同じタイミングで文庫化されます。
白水社からは李昂の『海峡を渡る幽霊 李昂短編集』が出ます。
「寂れゆく港町に生きる女性、幽霊となり故郷を見守る先住民の女性など、女性の視点から台湾の近代化と社会の問題を描く短編集」ということでちょっと桜木紫乃を彷彿させるような感じです。実際には読んでみないとわかりませんが。
続いて漫画。
ジャンプコミックス『ファイアパンチ(8)』藤本タツキ
ジャンプコミックス『彼方のアストラ(5)』篠原健太
少年チャンピオン・コミックス『BEAST COMPLEX』板垣巴留
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(7)』板垣巴留
シリウスKC『人形の国(2)』弐瓶勉
バンチコミックス『ブルーサーマル(5)』小沢かな
バンチコミックス『わたしのカイロス(3)』からあげたろう
ハルタコミックス『S.Flight 内藤泰弘作品集』内藤泰弘
月刊マガジンKC『さよなら私のクラマー(5)』新川直司
乱コミックス『ニュクスの角灯(4)』高浜寛
ビッグコミックス『月曜日の友達(2)』阿部共実
ビッグコミックス『レインマン(7)』(完)星野之宣
モーニングKC『とんがり帽子のアトリエ(3)』白浜鴎
ビームコミック『あれよ星屑(7)』山田参助
来月は完結する漫画が多いです。
『ファイアパンチ(8)』藤本タツキ
『彼方のアストラ(5)』篠原健太
『ブルーサーマル(5)』小沢かな
『わたしのカイロス(3)』からあげたろう
『月曜日の友達(2)』阿部共実
『レインマン(7)』星野之宣
『あれよ星屑(7)』山田参助
藤本タツキ『ファイアパンチ』はあのお話をどんなところに着地させるのか気になります。
篠原健太の『彼方のアストラ』はもう少し続くのかと思っていたのですが最終巻はいつもより増ページで終わってしまいます。水や食料の補給のために立ち寄る惑星の奇妙な生態系が面白かったのですが、そればかりを延々と続けるわけにもいきません。
星野之宣の『レインマン』はまだ6巻を読んでいないのですが、完結してから一気に読むことにしましょう。
内藤泰弘の『S.Flight 内藤泰弘作品集』は内藤泰弘の珍しい短編集。雑誌は読んでいないのですが一冊にまとまるくらいは短編を描いていたんですね。

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