創元SF文庫『プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選』大森望・日下三蔵編
創元推理文庫『六花の印』連城三紀彦
創元推理文庫『ねじまき片想い』柚木麻子
創元推理文庫『悪女イヴ』ジェイムズ・ハドリー・チェイス
創元SF文庫『巨神覚醒(上下)』シルヴァン・ヌーヴェル
早川書房『七人のイヴ 1』ニール・スティーヴンスン
ハヤカワ文庫JA『日本SF傑作選6 半村良 わがふるさとは黄泉の国/戦国自衛隊』半村良
ハヤカワ文庫JA『死霊狩り(ゾンビー・ハンター) 全』平井和正
講談社文庫『ミステリー・アリーナ』深水黎一郎
講談社文庫『城の王』スーザン・ヒル
ちくま文庫 『牧神の影』ヘレン・マクロイ
光文社古典新訳文庫『奪われた家/天国の扉 動物寓話集』フリオ・コルタサル
幻戯書房『小沼丹未刊行少年少女小説集 推理篇 春風コンビお手柄帳』小沼丹
幻戯書房『小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇 お下げ髪の詩人』小沼丹
来月は東京創元社の出版が気になる数が多いです。
『プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選』は毎年恒例の傑作選です。ここ数年は買っても積読にしっぱなしなんですが、こういうアンソロジーは続けてもらいたいので出れば買います。
『六花の印』は連城三紀彦の短編を全二巻に収録した傑作集です。
収録作品がどんなかんじになるのかわかりませんが、連城三紀彦の短編はつまみ食いした程度なので未読のものも多いでしょう。
東京創元社から柚木麻子の作品が出るとは思っても見ませんでした。なので『ねじまき片想い』はちょっと気になる本ですね。たぶん、ミステリ要素があるのでしょう。
ジェイムズ・ハドリー・チェイスなんて久しぶりに名前を聞きました。もっともジェイムズ・ハドリー・チェイスの本が書店で入手可能な時期、ジェイムズ・ハドリー・チェイスは通俗ハードボイルドというくくりでしたので、気にはなりながらも手にとることなどありませんでした。でも、いまは通俗ハードボイルドも気にすることなんてなくなりましたので、『悪女イヴ』は気になります。
『巨神計画』の続編『巨神覚醒』も順調に翻訳されます。個人的にはちょっと今ひとつだった部分もあって手放しで面白かったわけではないのですが、でも読みますよ。
講談社文庫からはスーザン・ヒルの『ぼくはお城の王さまだ』を改題して『城の王』として文庫化されます。後味の嫌な小説ということで有名なのですが、気になりながらも読むかどうかは悩むところです。
ちくま文庫 からはヘレン・マクロイの『牧神の影』が出ます。この調子でヘレン・マクロイの小説は全て翻訳してしまうんじゃないのでしょうか。
一番気になるのは幻戯書房から出る小沼丹未刊行少年少女小説集です。小沼丹は好きな作家なのですが『黒いハンカチ』以外にミステリを書いていたとは知りませんでした。
続いて漫画です。
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(8)』カサハラテツロー
竹書房『どうしてドステンちゃん』いがらしみきお
ゲッサンサンデー『星間ブリッジ(4)』きゅっきゅぽん
ビッグコミックス『あげくの果てのカノン(5)』米代恭
ハルタコミックス『不死の稜線(1)』八十八良
月刊マガジンKC『さよなら私のクラマー(6)』新川直司
リイドカフェコ『本田鹿の子の本棚 天魔大戦篇』佐藤将
ヤングジャンプ『ゴールデンカムイ(14)』野田サトル
モーニングKC『テセウスの船(4)』東元俊哉
メガストアコミックス『道満晴明作品集』道満晴明
いがらしみきおの『ぼのぼの』はまだ連載が続いていて結構、追いかけ続けていたけれどもとうとう追い続ける気力がなくなって読むのを止めてしまいました。歳をとったせいかあまり連載が長く続いて終わりが見えない漫画は読む体力も無くなってきてしまっています。もっとも、他の新しい漫画も面白そうなものを見つけると読むようにしているのでどうしても読む漫画の数が増えてしまって、それでいて時間は限りがあるのでどこかであきらめなければいけないという切実な問題もあります。ということで『ぼのぼの』を読むのをやめたかわりに新しく始まった『どうしてドステンちゃん』の方は読むつもりです。
不倫SFという、いまだかつてないジャンルの漫画、米代恭の『あげくの果てのカノン』はこの巻で完結します。前巻でようやくこの漫画がどういうところを目指していたのかがはっきりして、残り1巻でそこまで一直線というところでしょうか。
八十八良の『不死の稜線』はタイトルからして『不死の猟犬』の関連作かなと思いつつ、『不死の猟犬』がまだ完結していないのにどうなっているんだろうと思ったら、『不死の猟犬』が改題して『不死の稜線』となったらしい。どういう経緯で改題となったのかはわからないけれどもちょっとまぎらわしいなあ。
佐藤将の『本田鹿の子の本棚』は2巻が出ます。副題は『天魔大戦篇』。といっても副題なんてどうでもいい感じの内容なのですが、中身と副題の関係のなさっぷりがこの漫画の全てを表してもいます。
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