菜時記 文月/戊戌

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。
だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。
いつか妻と一緒に買物に出かけることができる日が来ることを夢見ているが、同時にそれは僕にとって贅沢な願いであることも理解している。
菜時記 文月/戊戌
さくらんぼが一パック321円だったので買ってみることにする。その近くに桃もあったけれども、まあ桃は次回でもいいかと思う。
キャベツは1/2カットで95円。小ぶりなので少し高めなのだけれども、これもまあいいかとかごに入れる。
とうもろこしも安かったのだが、地元野菜コーナーには甘甘娘があった。しかし三本入と二人家族の我が家には中途半端な数である。二本入のものがないかと探したら並べられた奥の方に二本入のものが見つかったので、良かったと思いかごに入れる。
ブロッコリーが安く、一株170円だったので買うことにする。その上の棚にあるカリフラワーはブロッコリーの倍近い値段だ。どうしてこんなに値段に違いがでるのだろうかと思う。
レジで精算すると予想していたよりも金額が大きく、少し驚くのだが、食料品以外にもいろいろと買ったので、それを思えば納得の金額である。
続いて次の店へと向かう。
こちらでも桃が安かったのだがあいにくとさくらんぼを買ってしまっているので仕方なく素通りする。いつものごとくこの店ではトマトを買う。この店はトマトが安いので助かる。

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