来月の気になる本

小学館『漫画家本vol．9 細野不二彦本』
新潮文庫『やぶれかぶれ青春記・万博奮闘記』小松左京
集英社文庫『泥棒はスプーンを数える』ローレンス・ブロック
東京創元SF文庫『動乱星系』アン・レッキー
河出文庫『この世界が消えたあとの　科学文明のつくりかた』ルイス・ダートネル
河出文庫『シャッフル航法』円城塔
河出文庫『紅殻駱駝の秘密』小栗虫太郎
文春文庫『コンビニ人間』村田沙耶香
文春文庫『薫香のカナピウム』上田早夕里
小学館から出ている『漫画家本』は今度は細野不二彦です。考えてみると漫画家としてキャリアの長い細野不二彦ですが、こういった本が作られたという記憶がありません。ここにきてようやくという感じですが楽しみです。
小松左京の『やぶれかぶれ青春記・万博奮闘記』は読んだ記憶があるようなないようなということで調べてみたら読んでいませんでした。
ローレンス・ブロックの＜バーニイ＞シリーズの新作が出ると思ったらなんと集英社文庫からです。しかもこれがシリーズ最終巻。９年ぶりなのでこういうことになったのかもしれません。
河出文庫からは『この世界が消えたあとの　科学文明のつくりかた』が文庫化されます。この手の本が文庫化されるのは珍しい気もしますが、読みたいと思いつつ単行本のほうまで手がでなかったので、ありがたいです。
おなじく河出文庫からは小栗虫太郎の『紅殻駱駝の秘密』が文庫化。ぜんぜん知らなかったのですが、こんな本があったんですね。しかも『黒死館殺人事件』の原型となった話のようです。
文春文庫からは村田沙耶香の『コンビニ人間』が早くも文庫化。
続いて漫画です。
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS（10）』板垣巴留
イブニングKC『累（14）』松浦だるま
シリウスKC『人形の国（３）』弐瓶勉
ブレイドコミックス『魔法使いの嫁（10）』ヤマザキコレ
ビームコミックス『銃座のウルナ（６）』伊図透
少年サンデーコミックス『双亡亭壊すべし（10）』藤田和日郎
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ（15）』野田サトル
サンデーGXコミックス『薄花少女（５）』三浦靖冬
MFコミックスフラッパー『ちおちゃんの通学路（９）』川崎直孝
モーニングKC『とんがり帽子のアトリエ（４）』白浜鴎
モーニングKC『ランド（７）』山下和美
KCデラックス『銃夢火星戦記（６）』木城ゆきと
モーニングKC『テセウスの船（５）』東元俊哉
ビッグ　コミックス『バディドッグ（４）』細野不二彦
ビッグ　コミックス『細野不二彦短編集（３）』細野不二彦
ビッグ　コミックス『ギャラリーフェイク（34）』細野不二彦
白泉社『うなじ保険』平方イコルスン
YKコミックス『タイニードライブ（２）』大石まさる
来月も継続して読んでいる漫画の新刊がたくさん出ます。というよりもそれだけ沢山の連載漫画を読んでいるってことでしょうか。
松浦だるまの『累（14）』はとうとう完結です。うーん、どういう結末にたどり着くのでしょうか。
藤田和日郎の『双亡亭壊すべし』は二ヶ月しか経っていないのに10巻が出ます。一瞬、完結したのかと思ってしまいました。
来月一番の驚きは『漫画家本vol．9 細野不二彦本』もそうだったのですが、それにあわせてなのか、細野不二彦の単行本が三冊一気に出ます。本当に出るのかはわかりませんが、『ギャラリーフェイク』なんて34巻ですよ。32巻で完結してそれから数年前にボーナストラック的に33巻がでて、そしたら34巻。このまま不定期に描かれ続けるのでしょうか。