退院

退院の日。
結果として一ヶ月半の入院となった。副作用を抑えることができなくって薬の変薬はできなかったのだが、それでも以前はジブレキサという薬は眠るための薬だと間違った理解をしていたのに対して、今回の入院でそうではないことを理解してくれたので、一歩前進することはできたと思う。
もっとも以前の入院のときも退院時には服薬の大切さを理解していたはずだったことを思うと、またいずれ服薬の大切さを忘れてしまうかもしれないのだが、それでも以前の入院のときと比べると統合失調症という病気に対して、自分と同じ病気の人が同じ地域にもいるということを理解してくれたことも踏まえて、以前よりはましになったと思う。
前回の入院費は郵送で送られてきたのでてっきり今回も郵送で送られてきたので、入院費の精算は後日だと思いこんでいたら、退院のときに精算といわれて少し焦る。クレジットカード払いができるので問題はなかったのだが。
とはいえど、先月分はともかくとして今月分は計算をしなければいけないので30分ほど待って欲しいといわれ、先に妻を迎えに行き、妻を車で待たせたあと受付で呼ばれるのを待つ。
30分以上過ぎたのだが、名前を呼ばれて精算をする。僕の住んでいる自治体では精神科の長期入院に対して助成金が出る。一ヶ月以上の入院の場合という条件なのだが、最大で1万円の補助が得られるのだ。しかし助成金を申請するためには病院側での証明が必要で、そのことも聞こうかと思っていたら先に向こうから言ってきたので、安心するも手数料で324円かかると言われる。考えてみると証明書を書くのにも手間がかかるわけで、手数料を取っても当たり前なのだが、なんとなく釈然としない自分がいる。これがもう少し値段が安ければそんなことも考えなかっただろう。108円とか。
それはともかくとして、肝心の入院費だが、10月分が約29万円。11月分が約10万円。洗濯代、給湯器代などの雑費はたいしたことはないのだが、食費は意外と負担額が大きい。以前の入院時は一食260円だったが今年から460円に値上がりしていた。一日三食、31日間で42,780円。この食費は医療控除には含めることはできるけれども高額療養費には含めることができないので高額療養費の申請をしてもこの分は戻ってこない。
入院費はさておき、今回が最後の入院になってくれるといいなと思う。

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