来月の気になる本

ハヤカワ文庫SF『火星無期懲役』S・J・モーデン
河出文庫『脳人間の告白』高嶋哲夫
河出文庫『毒薬の輪舞』泡坂妻夫
宝島社文庫『連続殺人鬼カエル男ふたたび』中山七里
キノブックス文庫『シンドローム』佐藤哲也
創元推理文庫『泡坂妻夫引退公演 絡繰篇』泡坂妻夫
創元推理文庫『泡坂妻夫引退公演 手妻篇』泡坂妻夫
角川文庫『喧嘩』黒川博行
早川書房『ディオゲネス変奏曲』陳浩基
来月はインパクトのあるタイトルの本がわりと出ますね。
ハヤカワ文庫SFからは『火星無期懲役』、河出文庫から『脳人間の告白』です。
『火星無期懲役』は終身刑と引き換えに火星で施設建設を命じられた七人の男女が次々と死んでいくという話。ハードSFで攻めるのかそれとも火星はシチュエーションの一つにすぎないのか、どちらにしても気になります。
『脳人間の告白』は、「脳」だけで生かされることになった自分という話ですが、脳だけとなったという部分が物理的にそうなったのか、それとも比喩としてなのかで変わりますが、気になりますね。
来月は奇しくも泡坂妻夫の本が三冊出ます。『泡坂妻夫引退公演』の方は単行本未収録の作品もあるようなので期待です。
キノブックス文庫からはまさかの佐藤哲也『シンドローム』が文庫化されます。福音館書店からボクラノSFシリーズとして出ていた一冊です。ひょっとして北野勇作の『どろんころんど』も文庫化される可能性もあるのかな。
黒川博行の『喧嘩』は<疫病神>シリーズの一冊なので面白さは保証済みです。
続いて漫画です。
バーズコミックス『惑星クローゼット(3)』つばな
バンチコミックス『プリニウス(8)』ヤマザキマリ/とり・みき
アルファポリスCOMICS『黒の創造召喚師―転生者の叛逆―(2)』宇河弘樹/幾威空
少年チャンピオン・コミックス『AIの遺電子 RED QUEEN(4)』山田胡瓜
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(13)』板垣巴留
ボニータ・コミックス『大阪環状結界都市(2)』白井弓子
ビームコミックス『砂ぼうず(21)』うすね正俊
ハルタコミックス『ダンジョン飯(7)』九井諒子
シリウスKC『人形の国(4)』弐瓶勉
アフタヌーンKC『ヴィンランド・サガ(22)』幸村誠
ジャンプコミックス『この恋はこれ以上綺麗にならない。(1)』舞城王太郎/百々瀬新
ヤングジャンプコミックス『黒鉄・改 KUROGANE-KAI(2)』冬目景
フラワーCアルファ『たーたん(3)』西炯子
ビッグ コミックス『新九郎、奔る!(2)』ゆうきまさみ
ビッグ コミックス『バディドッグ(6)』細野不二彦
ビッグ コミックス『くしゃみ 浦沢直樹短編集』浦沢直樹
発売が伸びていた、つばなの『惑星クローゼット(3)』も今度はでるのかな。
山田胡瓜『AIの遺電子 RED QUEEN(4)』、板垣巴留『BEASTARS(13)』とどちらも順調に出ますね。
気になるのは舞城王太郎が原作の『この恋はこれ以上綺麗にならない。』です。一話だけネットで読みましたが、舞城王太郎なので先が読めません。
もう一つ気になるのは浦沢直樹の『くしゃみ 浦沢直樹短編集』です。長編ばかりで短編を描いていたとは思ってもいなかったのですが、こうして一冊にまとまるくらいは描いていたようです。

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