発達障害

妻と一緒に妻の運転免許のための適正相談をしに警察署まで行ってきた。
半年前に一度同じことをしたのだが、その時に、半年後にもう一度医師の診断書を書いて提出してほしいと言われていたのだ。
去年の12月にすでに適正相談をしていたので、今回は診断書を提出するだけだろうと思い、すぐにすむだろうと高をくくっていたら適正相談をまたすることになった。
警察の側からすれば半年の間に病状がどう変化したのかわからないわけで、今の妻の状況を見て判断しなければ判断できないといえばそのとおりでもある。
しかし妻の方は昨日から少々調子を崩していて、それは次の日に警察署まで行かなければいけないというストレスからでもあり、行く途中の車の中では早く死にたいとか結婚なんてするんじゃなかったと不満を言い続けていた。
前回担当してくれた警察官の人とは違う人が担当してくれたのだが、妻は、前の人のほうが良かったなどと口に出していう。さすがに当人のいる前では言わなかったのだが、近くにいた人には聞こえるくらいの声だ。そういうことは黙っていなさいと注意すると、本当のことをいうとみんなすぐに怒る。と妻は言う。
いや、本当のことを言ったから怒るのではなく、それが他人を傷つける言葉だから、そんなことは言わないようにと注意をするわけだが、妻にはそういう判断ができないのだ。自分の言動が相手を傷つけるかどうか、あるいは不快な思いをさせるかどうかという考えをしようとはしない。
妻にとっては本当のことは本当のことで嘘ではないのだから正しい。だから口に出してもかまわない。妻はそう思っているのだ。
あるいは、妻自身がすでに傷ついているので、自分の言葉が他人を傷つけるかどうかなんてどうでもいいことなのかもしれない。
そういう妻の行動を見ると統合失調症というよりも発達障害なのではないだろうかと思うこともある。
しかし、統合失調症にせよ発達障害であるにせよ、服薬を中断すると幻聴が聞こえるようになるという点では変わりはないので服薬をせざるを得ない。
もう少し考え方を変えることができればいいのにと思うのだが、そういうことは出来ないらしい。妻にとってはこの世界というのは生きづらい世界なのだろう。そんなふうにしか考えてあげることができない。

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