来月の気になる本

来月から消費税が10%になって書籍もの対象です。
消費税というと僕の世代というか消費税のなかった時代を知っている身としては、この消費税には苦い思い出があって諸悪の根源というか3%の消費税が導入されたせいで絶版の憂き目にあった書物がたくさんあったことを思い出すので文化を破壊するような税の徴収というのは止めてもらいたい。
とはいえども、キャッシュレス決済でのポイント還元という仕組みが来年の6月ぐらいまでは続くようで、近所の書店もその対象になっているので、そこで買えば5%の還元を受けることができて今よりも安く買うことができるというなんだかよくわからない状況でもあります。
中公文庫『戸惑う窓』堀江敏幸
角川文庫『饗宴(シュンポシオン) ソクラテス最後の事件』柳広司
講談社文庫『大きな鳥にさらわれないよう』川上弘美
創元推理文庫『短編ミステリの二百年(1)』小森収編
創元推理文庫『深夜の散歩 ミステリの愉しみ』福永 武彦、丸谷 才一、中村 真一郎
創元SF文庫『書き下ろし宇宙SFアンソロジー』オキシタケヒコ他
創元SF文庫『書き下ろし時間SFアンソロジー』松崎有理他
あいにくと来月はあまり気になる本が出ません。
堀江敏幸の『戸惑う窓』はエッセイ集ですね。堀江敏幸の端正な言葉はずっと読んでいたいという気持ちにさせられます。
角川文庫からは柳広司の『饗宴(シュンポシオン) ソクラテス最後の事件』が出ます。東京創元社から文庫で出ていたののですが版権を変えたのでしょうか。
川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』が文庫化、これは楽しみにしていた一冊です。
楽しみといえば小森収編の『短編ミステリの二百年(1)』がスタートします。
同じく創元推理文庫からは『深夜の散歩 ミステリの愉しみ』が復刊ですね。僕は講談社文庫版を持っているのですが、その後ハヤカワ文庫で復刊して、今度は創元推理文庫ですか。電子書籍も出してくれるのであれば買いたいところです。
続いて漫画です。
ボニータ・コミックス『大阪環状結界都市(3)』白井弓子
芳文社コミックス『妻、小学生になる。(3)』村田椰融
講談社コミックス『さよなら私のクラマー(10)』新川直司
復刊ドットコム『セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》』押井守/今敏
ヤングジャンプコミックス『黒鉄・改 KUROGANE-KAI(3)』冬目景
アフタヌーンKC『ディザインズ(4)』五十嵐大介
イブニングKC『空電の姫君(1)』冬目景
アフタヌーンKC『天国大魔境(3)』石黒正数
ジャンプコミックス『チェンソーマン(4)』藤本タツキ
ヒーローズコミックス『さすがの猿飛G(4)』細野不二彦
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(15)』板垣巴留
アクションコミックス『僕らの色彩(2)』田亀源五郎
大阪を舞台とした伝奇アクションといった趣の白井弓子『大阪環状結界都市』は三巻目。
復刊ドットコムからは今敏の『セラフィム 2億6661万3336の翼』が復刊されますね。増補復刻版となっていますが何が増補されるのでしょうか。
イブニングKCからは冬目景の『空電の姫君(1)』が出ますねえ。こちらはタイトルは違えど『空電ノイズの姫君』の続きです。
石黒正数の『天国大魔境』は3巻目ですがまだまだ2つのエピソードがどのようにつながっていくのか見えてきません。
細野不二彦の『さすがの猿飛G』はこの巻で完結ですね。悪くはないのですが、やっぱり当時の『さすがの猿飛』の持っていた面白さは無くなってしまったところが続かなかった原因かなと思います。

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