来月の気になる本

ハヤカワ文庫JA『コルヌトピア』津久井五月
ハヤカワ文庫JA『構造素子』樋口恭介
ハヤカワ文庫JA『100文字SF』北野勇作
早川書房『三体Ⅱ 黒暗森林』劉慈欣
角川文庫『新訳 ドリトル先生のサーカス』ヒュー・ロフティング
角川文庫『新訳 ドリトル先生の郵便局』ヒュー・ロフティング
ちくま文庫『破壊せよ、と笑いは言った 現代マンガ選集』斎藤宣彦
創元SF文庫『第五の季節』N・K・ジェミシン
河出書房新社『赤江瀑読本』河出書房新社編集部
河出書房新社『あがない』倉数茂
集英社文庫『じごくゆきっ』桜庭 一樹
新紀元社『時のきざはしー現代中華SF傑作選』立原透耶編
来月はハヤカワSFコンテスト受賞作の文庫化が二冊ですね。このまま文庫化されないのかと思っていました。
twitter上で「ほぼ百字小説」を精力的に書いている北野勇作の今回は名前のとおり『100文字SF』が出ますね。
そしてなによりも『三体Ⅱ』ですよ。今回は上下巻と2分冊で前巻よりも厚くなったようですが、どんな展開になるのか楽しみです。
気がつかなかったのですが、角川文庫からヒュー・ロフティングのドリトル先生シリーズが出ています。2月に『アフリカへ行く』と『航海記』が出ていました。角川つばさ文庫版の漢字表記や表現を大人向けに加筆修正し、全ての漢字にふられていたルビを最低限にまで減らしたものということです。全部の漢字にルビがついていると読みづらいのでこれはありがたいです。
創元SF文庫からはいよいよN・K・ジェミシンが出ますね。
河出書房新社からは『赤江瀑読本』が出ます。僕は赤江瀑の良い読者というわけではなくところどころつまみ食いした程度なんですが、こういうガイドブック系の本はありがたいです。
おなじく河出書房新社からは倉数茂の『あがない』が出ます。雑誌は買ったものの積ん読で実はまだ読んではいません。「あがない」だけで一冊になるのかそれとも他の短編も収録されるのかな。
中華SFの翻訳が盛んですが、新紀元社からも『時のきざはしー現代中華SF傑作選』が出ます。これも楽しみです。
続いて漫画です。
ジャンプコミックス『チェンソーマン(7)』藤本タツキ
アフタヌーンKC『図書館の大魔術師(4)』泉光
ヤンマガKCスペシャル『私の少年(8)』高野ひと深
ヒーローズコミックス『アトム ザ・ビギニング(12)』カサハラテツロー
バンチコミックス『Artiste(6)』さもえど太郎
芳文社コミックス『妻、小学生になる。(5)』村田椰融
講談社コミックス『さよなら私のクラマー(12)』新川直司
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ(22)』野田サトル
アフタヌーンKC『来世は他人がいい(4)』小西明日翔
KCデラックス『銃夢火星戦記(7)』木城ゆきと
モーニングKC『ゴールデンゴールド(7)』堀尾省太
ヤングアニマルコミックス『テンタクル(1)』岡村星
ヤングアニマルコミックス『大奥(18) 』よしながふみ
ビッグ コミックス『健康で文化的な最低限度の生活(9)』柏木ハルコ
今のところは基本的にシリーズ物の続巻ばかりで目新しいものがないのですが、一冊だけ、岡村星の『テンタクル(1)』が気になります。というか久しぶりですね。岡村星といえば『誘爆発作』が中断したままで、いったいどうなっているんだろうか。ひょっとしたらこのままそれっきりになってしまうのかと思っているんですが、たしかに五巻は物語的にも迷走してしまった面もあって仕方ないかと。で、今度の新作は本格幕末ミステリー×異色アクションということで期待しますよ。

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