来月の気になる本

創元SF文庫『ランドスケープと夏の定理』高島雄哉
創元推理文庫『指差す標識の事例 上下』イーアン・ペアーズ
創元推理文庫『死の快走船』大阪圭吉
創元推理文庫『短編ミステリの二百年3』小森収編
竹書房文庫『キスギショウジ氏の生活と意見』草上仁
ちくま文庫『異形の未来 現代マンガ選集』中野晴行
中公文庫『事件の予兆 文芸ミステリ短篇集』アンソロジー
徳間文庫『癌病船』西村寿行
ハヤカワ・ミステリ文庫『三分間の空隙(上下)』アンデシュ・ルースルンド/ベリエ・ヘルストレム
文春文庫『ユニクロ潜入一年』横田増生
文春文庫『泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部』酒見賢一
角川文庫『天使・雲雀』佐藤亜紀
角川文庫『ヒストリア(上下)』池上永一
河出文庫『柳生十兵衛死す(上下)山田風太郎傑作選 室町篇』山田風太郎
光文社文庫『T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか?』詠坂雄二
創元推理文庫からは四人の翻訳者によって翻訳された『指差す標識の事例』がようやく出ますね。訳者のひとり、東江一紀氏は惜しくも亡くなられてしまい、翻訳はどうなることかと思っていたのですがこうして無事に出版にこぎつけたようです。翻訳者が4人というのはページ数が多いというのと4人の登場人物の視点での物語だからということらしいですね。
中公文庫『事件の予兆 文芸ミステリ短篇集』は、井上靖「驟雨」、大岡昇平「春の夜の出来事」に始まり、田中小実昌「ドラム缶の死体」まで。一九五〇年代から八〇年代に発表された非ミステリ作家による知られざる上質なミステリということでこれは意外な掘り出し物の感じです。
徳間文庫からは西村寿行の『癌病船』が復刊されますね。扱っているのは癌なのでコロナウィルスとは違いますが、病院船が主役の話です。
河出文庫からは山田風太郎傑作選がスタートします。室町篇ということですが、『柳生十兵衛死す』って室町篇に含まれるとは知りませんでした。
続いて漫画です。
角川コミックス・エース『夢で見たあの子のために(6)』三部けい
ジャンプコミックス『サマータイムレンダ(11)』田中靖規
ジャンプコミックス『チェンソーマン(8)』藤本タツキ
少年チャンピオン・コミックス『BEASTARS(20)』板垣巴留
ワイドKC『パルノグラフィティ』板垣巴留
FCswing『違国日記(6)』ヤマシタトモコ
ビッグ コミックス『君は放課後インソムニア(4)』オジロマコト
ビッグ コミックス『重版出来!(15)』松田奈緒子
ビームコミックス『王様ランキング(8)』十日草輔
チャンピオンREDコミックス『24区の花子さん(1)』吉富昭仁
アフタヌーンKC『スキップとローファー(4)』高松美咲
ビッグ コミックス『パッカ(2)』今井大輔
板垣巴留が板垣恵介の娘だということが公表されて、そこからどういう経緯なのかはわからないけれども、板垣家が登場するエッセイコミックが始まった。その『パルノグラフィティ』が一冊にまとまります。暫く続くかと思ったら一巻で完結でした。
気になるのは吉富昭仁の『24区の花子さん(1)』ですね。東京に24番目の区が存在するという設定以外はなにも知りませんが、ちょっと気になります。

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