来月の気になる本 2008/2

『BLOODLINK(5)』山下卓 ファミ通文庫
『灼熱のエスクードMATERIAL GIRL』貴子潤一郎 富士見ファンタジア文庫
『赤×ピンク』桜庭一樹 角川文庫
『むかしのはなし』三浦しをん 幻冬舎文庫
『てるてるあした』加納朋子 幻冬舎文庫
『ウェディング・ドレス』黒田研二 講談社文庫
『高く遠く空へ歌ううた』小路幸也 講談社文庫
『届かぬ想い』蘇部健一 講談社文庫
『脳Rギュル(2)ショートツ心臓とヤネ裏のタマゴ』佐藤大 ガガガ文庫
『名短篇、さらにあり』北村薫 宮部みゆき ちくま文庫
『検死審問インクエスト』パーシヴァル・ワイルド 創元推理文庫
『墓標なき墓場高城高全集(1)』高城高 創元推理文庫
『ジャンパー(上下)』スティーヴン・グールド ハヤカワ文庫SF
『ジャンパー グリフィンの物語』スティーヴン・グールド ハヤカワ文庫SF
『兇天使』野阿梓 ハヤカワ文庫JA
『オブ・ザ・ベースボール』円城塔 文藝春秋
『蒸気駆動の少年』ジョン・スラデック 河出書房新社
『式貴士 怪奇小説コレクション カンタン刑』式貴士 光文社文庫
山下卓と貴子潤一郎と、珍しい名前が二人。続きが出ることなどもうすっかりあきらめきっていましたよ。貴子潤一郎のほうは多分出るだろうけど山下卓のほうはどうかな。
桜庭一樹の『赤×ピンク』が角川文庫に移籍。うーむ確かに移籍しても不思議ではないんだけど……。
三浦しをんの『むかしのはなし』が文庫化。それにしても幻冬舎って文庫化するのが早いなあ。
それに比べてようやく文庫化されるのが黒田研二の『ウェディング・ドレス』。黒田研二は文庫化されないものだと思いこんでいましたよ。
このまま行ってタイムトラベルミステリの名手となるかどうかは疑問だけれども、思わぬ伏兵、蘇部健一のタイムトラベルミステリ『届かぬ想い』も文庫化。
北村薫と宮部みゆきによる『名短篇、さらにあり』はどんな話が収録されているのかな、楽しみです。
荒蝦夷という地方の出版社から傑作選が出た高城高の全集が創元推理文庫から刊行。いやまあなんとも凄いもんですなあ。
映画化のおかげでスティーヴン・グールドの『ジャンパー』が復刊。まあ暇つぶしには丁度いいけど、それだけの内容だったよなあ、これって。こういう話こそ白背で出せばいいのに。しかし姉妹編もでるんじゃ、そちらの方は読まないわけにはいかないなあ。
ジョン・スラデックの『蒸気駆動の少年』は450ページほどのボリュームということでこれはまあやりたい放題な一冊。
しかしなんといっても正月早々驚いたのが『式貴士 怪奇小説コレクション カンタン刑』。うーむ、どこまでシリーズ化してくれるのかわからないけど、おもいっきり期待しちゃうじゃないですか。でも、怪奇小説コレクションってことはオリジナルの『カンタン刑』ということではないんだよなあ、多分。そうなると「長いあとがき」は期待できないってことか。

コメント

  1. 小路幸也「高く遠く空へ歌ううた」

    小路幸也著 「高く遠く空へ歌ううた」を読む。
    このフレーズにシビれた。
     カタカナの町。それがどういう意味なのかわからない。わからないけど、訊かなくてもいいんだろうなと思った。
    [巷の評判]からぱにっくでは,
    「シュールな出来事が淡々と表現され、切なくも優しい….

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