特務咆哮艦ユミハリ(4)

特務咆哮艦ユミハリ 4 (4) (バーズコミックス)

  •  富沢 ひとし/
  • 販売元/出版社 幻冬舎
  • 発売日 2007-08-24

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四巻で完結ということを耳にしたとき、残り一巻でまとめることが出来るのだろうかと嫌な予感がしたのだが、予感は的中してしまった。
四巻の最初から回想シーンの連続、飛ばしまくりでついてこれる人間だけついてこいと言わんばかりの急加速。
今までの謎は全てそのままでさらなる謎が投入されるのだが、それが全ての謎の一挙解決とまでは行かないところが歯がゆいところなんだけれども、まあこの人の他の作品もそうだったわけで、結果よりも過程を楽しむのが正しい楽しみ方なんだから仕方ないところか。
といっても、この物語の謎全てがきれいに解決することが出来たのならもの凄い傑作になっただろう事を考えると非常に惜しいのだ。新たな時間SF物の傑作が出来たのになあ。
それにしても、ウォーシミュレーションボードゲームのようなヘックス描写が出てきたときには驚いたよ。ウォーシミュレーションボードゲームってこんな感じのやつなんだけれども、これで複数のコマを使ってユミハリが表現されていて、おおっ、こんなボードゲームがあるんだったらやってみてえって思った。
しかし、いったいどんなとこからこんな発想持ってくるんだろうこの人は。

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