谷原 秋桜子著
前作はまあ基本設定の部分の説明も必要だろうから、メインとなる事件そのものが話の中盤過ぎになってから起こるのも仕方ないと思っていたのですが、今回もなかなか事件が起こりません。
いや、舞台となる京都へ行くまでがとにかく長い。もっともそれが悪いというのではなくって、これはこれでなかなか面白かったりするんですけどね。
しかし今回のアルバイトはちょっと不自然過ぎて違和感ありすぎです。僧侶のふりして托鉢。しかも調査ということで全額をアルバイト料としてもらえるなんて……とまあ文句をいっても仕方ないのですが。
それはともかく肝心の事件の方となると伏線の張り方の部分など前作以上に丁寧になって、これで事件に無関係な部分をそぎ落としてくれればどんどん良くなっていくんじゃないのかとも思ったりするわけで、ライトノベルという制約のなくなった書き下ろし作品である次作が楽しみというものです。
しかし、終盤に登場して事件のあらましを聞いただけで謎が解けてしまう頭の良い探偵が登場する話というのは、読んでいてちょっと物足りないものです。もう少し悩んでくれた方がいいよなあ。
いや、舞台となる京都へ行くまでがとにかく長い。もっともそれが悪いというのではなくって、これはこれでなかなか面白かったりするんですけどね。
しかし今回のアルバイトはちょっと不自然過ぎて違和感ありすぎです。僧侶のふりして托鉢。しかも調査ということで全額をアルバイト料としてもらえるなんて……とまあ文句をいっても仕方ないのですが。
それはともかく肝心の事件の方となると伏線の張り方の部分など前作以上に丁寧になって、これで事件に無関係な部分をそぎ落としてくれればどんどん良くなっていくんじゃないのかとも思ったりするわけで、ライトノベルという制約のなくなった書き下ろし作品である次作が楽しみというものです。
しかし、終盤に登場して事件のあらましを聞いただけで謎が解けてしまう頭の良い探偵が登場する話というのは、読んでいてちょっと物足りないものです。もう少し悩んでくれた方がいいよなあ。
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