来月の気になる本 2006/12

「赤江瀑名作選(仮)」赤江 瀑 学研M文庫
「僕と先輩のマジカル・ライフ」はやみねかおる 角川文庫
「幽界森娘異聞」笙野頼子 講談社文庫
「ブルームービー・スターの死(仮)」J・ディーヴァー 講談社文庫
「聖い夜の中で 新装版」仁木悦子 光文社文庫
「となり町戦争」三崎亜記 集英社文庫
「会津ー猪苗代湖の殺意」永嶋恵美 祥伝社文庫
「ジョン平と去っていった猫」大西科学 GA文庫
「くもの巣の小道 パルチザンあるいは落伍者たちをめぐる寓話」イタロ・カルヴィーノ ちくま文庫
「崖の館」佐々木丸美 創元推理文庫
「盲目の理髪師【新版】」ディクスン・カー 創元推理文庫
「中村雅楽探偵全集1 團十郎切腹事件」戸板康二 創元推理文庫
「龍の館の秘密」谷原秋桜子 創元推理文庫
「アイアン・サンライズ」チャールズ・ストロス ハヤカワ文庫SF
「ひとりっ子」グレッグ・イーガン ハヤカワ文庫SF
「ロケットガール3 私と月につきあって」野尻抱介 富士見ファンタジア文庫
「瑠璃の翼」山之口 洋 文春文庫
「子供たちの午後」R・A・ラファティ 青心社
「アナンシの血脈(上下)」ニール・ゲイマン 角川書店
学研M文庫からは赤江瀑の名作選だって。赤江瀑は気になる作家ではあったのだけれども、今ひとつ好みじゃない気がして読まずにきてしまいました。収録作次第では読んでみようかな。
講談社からはJ・ディーヴァーが。だんだんディーヴァーのどんでん返しが鼻につきだして、リンカーン物の新作はまだ読んでいないんだけれども、こいつは果たしてどうなのかって調べたら1990年の作品。
光文社文庫からはとうとう仁木悦子ですか。単発で終わらずに続いて欲しいなあ。
三崎亜記の「となり町戦争」が早くも文庫落ち。カポーティの「冷血」の文庫落ちよりはましなんだけど、何だか最近は文庫落ちが早いです。
「一週間のしごと」が面白かった永嶋恵美の新作は……もう少し題名がなんとかならなかったのか、というか題名から想像出来るような系統の話なのか?
ひょっとしたら続編が出るかなとは思っていたけれども、こんなに早く出るとは思っていなかった大西科学の「ジョン平と去っていった猫」はちょっと楽しみです。
創元推理文庫からは、いよいよ佐々木丸美の復刊。しかしこれってブッキングの復刊とは違うんだね。
早川からは、チャールズ・ストロスが二冊目。<アッチェレランド>シリーズが出るかと思っていたら次も長編でした。
しかしイーガンの短編集は意表をつかれました。次は奇想コレクションの「TAP」だとばかり思ってましたから。
野尻抱介はこれで一通りの復刊が終了。とりあえず次は新作をお願いしたいものです。
金原瑞人の近況報告を見ているとニール・ゲイマンの翻訳がどんどん進んでいるようで、「グッド・オーメンズ」「アメリカン・ゴッズ」と翻訳されるみたい。しかしどれもが大長編というのはうれしいやら大変やら。

コメント

  1. 心洗われる短編集 <聖い夜の中で 新装版 仁木 悦子著

    聖い夜の中で 新装版/仁木 悦子
    ¥600
    本短編集の中で、一番気にいったのが、表題にもなっている、「聖い夜の中で」である。
    作者の仁木悦子
    氏は、好きな作家の一人で、何冊か、読んではいるのだが、久々に新装版が出たので、買ってみた。
    佳人薄命?
    幼い頃

タイトルとURLをコピーしました