福永 信著
「文学賞メッタ斬り!リターンズ」を読んでいて気になった本だったので読んでみました。
いや、確かになんの予備知識もなくこの本を読んだとしたら、さぞかしとまどったでしょう。
120ページほどの薄い横組みの本なのですが、ページの両端に1から27までの行番号が振ってあります。で、最初のページの一行目を読み、続いて二行目を読み出そうとするとそこで混乱するのです。一行目と二行目の文章がまったく繋がっていないのです。
この本においては一行目の次に二行目を読むという普通の読み方が通用しないのです。もちろん昔あったゲームブックのように、一行目の終わりに何ページの何行目に飛べ、などというようなことは書いてありません。
この本の場合は、最初のページの一行目を読み終わったら、二ページ目の一行目を読まなくてはいけないのです、そしてその後は三ページ目の一行目、四ページ目の一行目、とひたすらページをめくりつつ一行目を読み続けるのです。そして最後のページにたどり着いたら、最初のページの二行目を読むのです。
いや、とんでもなく読みづらい本でありました。おまけに手も疲れます。なにしろ一つのページでは一行しか読まないのですから、恐ろしくページをめくる速度が速いのです。私は速読が出来ないのですが、この本に限っては、まるで速読をしているかのごときページめくりの早さ。
内容を理解しながらもこの速度でページをめくる快感は……といいたいのですが、肝心の内容の方が難しい。とにかくひたすら不条理の世界とでもいいましょうか、少しでも気を抜くと何が起こっているのかさっぱりわからなくなってしまう恐ろしさ。ただでさえ読みづらいのにぶっ飛んだ内容。
普通の書式で出して欲しかったというのが本音でもあります。
いや、確かになんの予備知識もなくこの本を読んだとしたら、さぞかしとまどったでしょう。
120ページほどの薄い横組みの本なのですが、ページの両端に1から27までの行番号が振ってあります。で、最初のページの一行目を読み、続いて二行目を読み出そうとするとそこで混乱するのです。一行目と二行目の文章がまったく繋がっていないのです。
この本においては一行目の次に二行目を読むという普通の読み方が通用しないのです。もちろん昔あったゲームブックのように、一行目の終わりに何ページの何行目に飛べ、などというようなことは書いてありません。
この本の場合は、最初のページの一行目を読み終わったら、二ページ目の一行目を読まなくてはいけないのです、そしてその後は三ページ目の一行目、四ページ目の一行目、とひたすらページをめくりつつ一行目を読み続けるのです。そして最後のページにたどり着いたら、最初のページの二行目を読むのです。
いや、とんでもなく読みづらい本でありました。おまけに手も疲れます。なにしろ一つのページでは一行しか読まないのですから、恐ろしくページをめくる速度が速いのです。私は速読が出来ないのですが、この本に限っては、まるで速読をしているかのごときページめくりの早さ。
内容を理解しながらもこの速度でページをめくる快感は……といいたいのですが、肝心の内容の方が難しい。とにかくひたすら不条理の世界とでもいいましょうか、少しでも気を抜くと何が起こっているのかさっぱりわからなくなってしまう恐ろしさ。ただでさえ読みづらいのにぶっ飛んだ内容。
普通の書式で出して欲しかったというのが本音でもあります。
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