森橋 ビンゴ著
森橋 ビンゴ著
森橋 ビンゴ著
相変わらずダウナー系のあとがきを書く人ですよ。
まあそれはともかく、今回は内容の方も暗い話でライトノベルというジャンルでよくもまあこんな話を出せたもんだとも思うんだけれども、約束事さえ守っていれば意外と許容範囲が広くなっているのかもしれません。
なにしろ主人公はリストカットという自傷癖のある女子高生。暴漢に襲われそうになっているところを刀を持った少年に助けられるのだが、少年は少年で血の臭いを嗅ぐと血を啜りたくなるという病の持ち主。しかし、そこで魑魅魍魎のたぐいが登場するのでもなく、少年の持った刀が伝説の宝刀というわけでもなく、二人に何らかの特殊能力があるわけでも目覚めるわけでもない。
彼らの住む街を、新種の麻薬でもって影で牛耳る組織に対して絶望的とも言える戦いを挑むという話であって、かつて森村誠一や西村寿行あたりが書いていたような系統の話です。
まあ、それらの過去の作品とくらべれば、まだ希望や救いのある結末で、作者自らがあとがきで書いているように陳腐でもあるんだけれども、森村誠一や西村寿行のような話を望んでいたわけではないのでこれで十分というものですよ。
まあそれはともかく、今回は内容の方も暗い話でライトノベルというジャンルでよくもまあこんな話を出せたもんだとも思うんだけれども、約束事さえ守っていれば意外と許容範囲が広くなっているのかもしれません。
なにしろ主人公はリストカットという自傷癖のある女子高生。暴漢に襲われそうになっているところを刀を持った少年に助けられるのだが、少年は少年で血の臭いを嗅ぐと血を啜りたくなるという病の持ち主。しかし、そこで魑魅魍魎のたぐいが登場するのでもなく、少年の持った刀が伝説の宝刀というわけでもなく、二人に何らかの特殊能力があるわけでも目覚めるわけでもない。
彼らの住む街を、新種の麻薬でもって影で牛耳る組織に対して絶望的とも言える戦いを挑むという話であって、かつて森村誠一や西村寿行あたりが書いていたような系統の話です。
まあ、それらの過去の作品とくらべれば、まだ希望や救いのある結末で、作者自らがあとがきで書いているように陳腐でもあるんだけれども、森村誠一や西村寿行のような話を望んでいたわけではないのでこれで十分というものですよ。
コメント
この手の暗い話大好きです。
Takemanさんのレビューを読むかぎり、どうも自分のツボっぽい作品なので購入決定w
いや、これにコメントが付くとは思ってもみませんでした。
週末はほとんどネットに接続しないのでコメントがつきそうもない本を選んでいるんですけどね。
絶賛とまではいかないんですが、今のところ気になる作家ですよ、この人は。まあ気になるってのがいろんな意味を含んでいるんですが。