いしい しんじ著
いしいしんじのごはん日記で全て読むことが出来るというのに文庫化されたこの本を買ってしまうのは、作者のファンだという以前に、書籍という形の方が自分にとっては圧倒的に読みやすいというのがその理由の大部分を占めている。
「青空文庫」という非常にありがたいサイトがあるけれども、読むとなると面倒で結局は資料的な目的でしか使っていない。そもそも読むためにコンピュータを立ち上げなければいけないというのが面倒だ。そして読み始めたらモニターの前に居続けなければいけない。ノートパソコンならまあ持ち運びが可能なんだけれども、やっぱり起動させる手間がかかる上にバッテリー切れの心配もある。書籍であれば手にとってページを開くだけだ。読みながら好きな場所へ移動出来るし、寝ころんでも立ち上がってもそのまま読み続けることが出来る。多少乱雑に扱っても壊れる心配もない。おそらくは寝ている時以外は読み続けることが可能な形態なのである、書籍という形態は。
と、こうして書き上がった文章を読み返してみると、単にずぼらで怠惰な人間に過ぎない気がしてきた。私が几帳面な人間だったのならばおそらくはこんな風に思わないのであろう。
「青空文庫」という非常にありがたいサイトがあるけれども、読むとなると面倒で結局は資料的な目的でしか使っていない。そもそも読むためにコンピュータを立ち上げなければいけないというのが面倒だ。そして読み始めたらモニターの前に居続けなければいけない。ノートパソコンならまあ持ち運びが可能なんだけれども、やっぱり起動させる手間がかかる上にバッテリー切れの心配もある。書籍であれば手にとってページを開くだけだ。読みながら好きな場所へ移動出来るし、寝ころんでも立ち上がってもそのまま読み続けることが出来る。多少乱雑に扱っても壊れる心配もない。おそらくは寝ている時以外は読み続けることが可能な形態なのである、書籍という形態は。
と、こうして書き上がった文章を読み返してみると、単にずぼらで怠惰な人間に過ぎない気がしてきた。私が几帳面な人間だったのならばおそらくはこんな風に思わないのであろう。
コメント
いしいしんじ【いしいしんじのごはん日記】
文庫本の表紙の見返しや、単行本の巻末に書いてある「著者紹介」を読むのが好きだ。
名前だけ見ると「男性かな?」と思われる作家が実は女性であったり、著者と私の生年が同じであることを発見して奇妙に親近感を持ったり。