来月の気になる本 2005/9

司書つかささんの「業務日誌」経由で論創社の「ダーク・ファンタジー・コレクション」が始まるのを知る。って、第一回配本は今月末じゃん。
仁賀克雄監修というところが何ともいえない味を出しているんだけど、C・L・ムーア短編集はいいなあ。
「シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (下)」 マイク・レズニック他 河出文庫
「文庫版 陰摩羅鬼の瑕」 京極夏彦 講談社文庫
「分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(上)」 京極夏彦 講談社文庫
「分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(中)」 京極夏彦 講談社文庫
「分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(下)」 京極夏彦 講談社文庫
「邪魅の雫」 京極夏彦 講談社
「アルキメデスは手を汚さない 」 小峰 元 講談社文庫
「サラマンダー殲滅(上) (下)」 梶尾真治 光文社文庫
「The MANZAI(3)」 あさのあつこ ピュアフル文庫
「幸福のスイッチ」 石崎洋司 ピュアフル文庫
「サウンドトラック(上)(下)」 古川日出男 集英社文庫
「夜のピクニック」 恩田 陸 新潮文庫
「家守綺譚」 梨木香歩 新潮文庫
「はじまりの島」 柳 広司 創元推理文庫
「移動都市」 フィリップ・リーヴ 創元SF文庫
「永遠の戦士エルリック4 ストームブリンガー」 マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫SF
「海底牧場」 アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫SF
「Project Blue 地球SOS(1)」 東野 司 ハヤカワ文庫JA
「アークエンジェル・プロトコル」 ライダ・モアハウス ハヤカワ文庫SF
「氷と炎の歌1 七王国の玉座(5)」 ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫SF
「グラン・バカンス 廃園の天使(1)」 飛 浩隆 ハヤカワ文庫JA
「遺す言葉、その他の短篇」 アイリーン・ガン 早川書房
「レベル3」 ジャック・フィニイ 早川書房
「虹をつかむ男」 ジェイムズ・サーバー 早川書房
「シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (下)」はおそらくSherlock Holmes in Orbitを訳したもの。エフィンジャーの短編があるのがうれしいなあ。
しかし、講談社の「陰摩羅鬼の瑕」は強気というかなんというか……。ほんとに分冊版も同時に出すの?「邪魅の雫」もようやく発売が決定した模様です。
もう一つ驚いたのが小峰元の復刊。ある程度まとめて復刊してくれるとうれしいけれども単発で復刊なのかなあ。
あさのあつこの「The MANZAI(3)」はカラフル文庫で出たかと思えばもうピュアフル文庫で出るの?
「アラビアの夜の種族」が文庫化されたと思ったら、「サウンドトラック」も文庫化。まあ三年経っているから順当といえば順当だけど、「夜のピクニック」と「家守綺譚」はちょっと早いなあ。文庫化待ちだったのでうれしいけど。
アーサー・C・クラークの復刊は「海底牧場」って、懐かしいなあ。クラークの作品の中では地味な部類だと思うけど意外とこの話好きです。
「Project Blue 地球SOS(1)」って「地球SOS」のノベライズと思ったらアニメ化された「地球SOS」のノベライズだったんだね。どんな風にリニューアルされたのか気にはなるけど……。
「中村雅楽探偵全集」は10月に延びたもよう。
9月は気になる本は相変わらずの量だけど、実際に読む本となるとかなり少なくなるので、この機会に積読本の消化に励むこととするかなあ……多分無理だけど。

コメント

  1. えっちゃん より:

    はじめまして。
    『邪魅の雫』非常に楽しみですが、週間大宮極ではまだ脱稿もしていないので、無理だという本人の弁がでていますwどうなるんでしょうね。
    今は亡きエフィンジャーの短編も楽しみですね。それでは、また。

  2. Takeman より:

    どうも、はじめまして。
    >週間大宮極では
    ええ、そうなんですか。
    講談社のサイトで確認しただけだったんですが……。またしても勇み足なのかな。

  3. kazuou より:

    うわっ!これはすごい、「ダーク・ファンタジー・コレクション」。仁賀克雄監修というところといい、ラインアップの方向性と言い、かってのソノラマ海外シリーズを彷彿とさせます。怪奇小説ファンとしては、『アーカム・ハウス・アンソロジー』とか『シーバリー・クイン短編集』が嬉しいところです。
    もう今月からスタートですか。マシスンは買いですが、ディックの短編集は、もしかして以前出たものの再刊なんでしょうかね。
    あと、来月の新刊で気になるのは、アイリーン・ガンの短編集でしょうか。

  4. Takeman より:

    私も突然でびっくりしましたよ。
    ディックの短編集はなんだか再刊っぽいですよねえ。
    でも、ソノラマつながりとなるとバドリスとかカットナーとかライバーとかはどうしたんだと文句を付けたくなってしまいます(笑)。

  5. より:

    アーサー・C・クラークの復刊は嬉しいですねぇ。ファンですし。
    昔「宇宙の旅」シリーズにどっぷりハマった思い出が…。

  6. Takeman より:

    SFファンなら誰でも一度はどっぷりハマるといわれたりもするクラークですが、今回の「海底牧場」はどっぷりハマった時に読んだ本なので実に懐かしいです。

  7.  ダーク・ファンタジー・コレクション・・・
     なかなか豪華というか,どういう基準で選んだのか,よくわからない不思議なラインナップですねえ。個人的には,ボウモントさんが興味あるかなあ。
    企画だけで中絶ということがないように期待しています。
     「シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (下)」は楽しみ。
     SF系も,エフィンジャーさんをはじめ,クリスティン・キャサリン・ラッシュやマルツバーグさんも入っているし,これは買いでしょう。
     アイリーン・ガンの短編集というのも渋いところ。
     といっても,SFマガジンに載った変な短編しか知らないので何もいえませんが,えらくマイナーなところを攻めてきたような。(遠からず絶版になるでしょうねえ)

  8. Takeman より:

    ダーク・ファンタジー・コレクションは同社の論創社ミステリのファンタジー版といった趣のようでもありますね。
    論創社ミステリのほうはなんだかんだいって、わりと順調に出版されているので、それなりに売れてさえいれば最後まで出るような気もします。

タイトルとURLをコピーしました