こうの 史代著
妻に先立たれた主人公が息子家族と同居し、慣れない主夫生活をはじめるこの物語も二巻目ともなると主人公参平の主夫ぶりも板に付き、ますます面白くなってきたところですが残念ながらこの巻で完結。相変わらず突然の不意打ち的な瞬間が素晴らしい。不意打ちをされたいが為に読んでいるような気もします。
いやそれにしてもこうの史代って凄いよなあって思いながら巻末の作者あとがきを見て驚きました。
まあそりゃあ、私が作者の存在を知ったのは二年ほど前のことで、それ以前は全く知らなかったのだけれども、四年前に作者が売れないことで悩んでいたとは。しかもこの「さんさん録」が作者の苦手な物を題材とし、いわば背水の陣のごとき覚悟で連載をはじめたとは……。
さらに驚くことに、この作品が一番自身の無い作品だったとは……。いやそんなことはないですよと作者に言いたいところだけれども、あとがきを読むかぎりではこれからももっと凄い作品を描いてくれそうなので大丈夫のようです。最新作が代表作足り得ていますよ、十分に。
いやそれにしてもこうの史代って凄いよなあって思いながら巻末の作者あとがきを見て驚きました。
まあそりゃあ、私が作者の存在を知ったのは二年ほど前のことで、それ以前は全く知らなかったのだけれども、四年前に作者が売れないことで悩んでいたとは。しかもこの「さんさん録」が作者の苦手な物を題材とし、いわば背水の陣のごとき覚悟で連載をはじめたとは……。
さらに驚くことに、この作品が一番自身の無い作品だったとは……。いやそんなことはないですよと作者に言いたいところだけれども、あとがきを読むかぎりではこれからももっと凄い作品を描いてくれそうなので大丈夫のようです。最新作が代表作足り得ていますよ、十分に。
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