桜庭 一樹著
ライトノベルという鞘を完全に抜き払った桜庭一樹は恐ろしくよく切れる刀でした。
ここで「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の衝撃性はライトノベルであのような話を書いたからでもあるなどと書いた自分を恥じています。こんなことを書いた当時の自分に猛省を促したい。
読み終えて、一生あなたに付いていきますと危うく誓ってしまいそうになったのだけれども、とりあえず踏みとどまるだけの理性が残っていたのは幸いでした。
この本の内容が、生まれた瞬間に魂を捧げてしまったSFでもなく、その次に好きなミステリでもなく、恋愛小説であるのにこれだけ衝撃を受けたってのは、やはりそこに描かれているのが「男たちの知らない女」の世界であって、センス・オブ・ワンダーに満ちあふれているからだ、などと書くと単なるのぞき趣味のゲスな感想になってしまいそうなんだけど鈴木いづみだって「異性は異星人」と言っているじゃないか。
知らない世界にはいつだって驚きがあり、桜庭一樹はその世界を衝撃を持って見せてくれるのだ。
ここで「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の衝撃性はライトノベルであのような話を書いたからでもあるなどと書いた自分を恥じています。こんなことを書いた当時の自分に猛省を促したい。
読み終えて、一生あなたに付いていきますと危うく誓ってしまいそうになったのだけれども、とりあえず踏みとどまるだけの理性が残っていたのは幸いでした。
この本の内容が、生まれた瞬間に魂を捧げてしまったSFでもなく、その次に好きなミステリでもなく、恋愛小説であるのにこれだけ衝撃を受けたってのは、やはりそこに描かれているのが「男たちの知らない女」の世界であって、センス・オブ・ワンダーに満ちあふれているからだ、などと書くと単なるのぞき趣味のゲスな感想になってしまいそうなんだけど鈴木いづみだって「異性は異星人」と言っているじゃないか。
知らない世界にはいつだって驚きがあり、桜庭一樹はその世界を衝撃を持って見せてくれるのだ。
コメント
桜庭一樹さんはかなり好きな作家に入りますが、そこまで凄いのですか・・・。
よし買おうw
今回は文体が凝っているんで取っつきにくさはあるんですが、最初の一ページ目でグッとくるものがあれば後は最後まで一気にいけると思います。