「鏡の法則」ってのが話題になっているようで、ウェブに公開されているものを私も読んでみました。
とある主婦の話です。
いじめにあっている息子。何とか力になってあげようとするのだけれども息子は自分に心を開いてくれない。
苦悩の日々を送っていたのだが、ある日、自分も息子と同じように父親に心を開いていなかったことに気付かされる。
そして勇気をだして自分の父親に告白をし、長い間の父娘のわだかまりがとける。
心が晴々したとき、息子が帰ってきて、いじめられなくなったと笑顔で話す。
-終わり-
まあふつうにいい話でした。同じような思いをしている人は泣けるのかも知れません。
しかしよく判らないのは話の中で登場するB氏の存在です。B氏がいなければ話が進まないのはわかるのですが、このB氏、理解できない言動をするうえに存在自体がどうみても余分です。
せっかくの感動もB氏が登場するたびに興醒めしてしまうのですが、なんなんでしょうか、このB氏の存在は。
「セカチュー」の片山恭一あたりにこのB氏の存在を無くすように頼んでリライトしてもらえば数倍感動できる話になると思うんですが、それだとフィクションになってしまうのでだめか。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、これよりも数倍感動するノンフィクションといえば……。
サイモン・シン著 / 青木 薫訳
コメント
Takeman様
> 宇宙が膨張しているってことは…
昔なんだかそんなオチの短編をSFマガジンで読んだ事あるのを思い出しちゃいました(「次元ロッカー」だっけな?)。
えーっ、ほんとにそんなネタで書いてしまった小説があったとは(笑)
恐るべし。
ビッグバン宇宙論(本編)
☆7/12の記事「ビッグバン宇宙論(予告編)」のつづき=本編です☆
著者のサイモン・シンは、僕に言わせれば、今や世界一のサイエンス・ライターです。
初めて読んだ著者の作品『暗号解読』にはほんとに度肝を抜かれまし
はじめまして。じっちゃんと申します。
私も自分のブログで『ビッグバン宇宙論』の書評をしましたので、先ほどトラバさせていただきました。
たしかにフレッド・ホイルはビッグ・バン論者の最強のライバルとして存在感抜群でしたよね。しかも悪役じゃなくって、とても味わいのある、かえってビッグ・バン論者より魅力的なくらいで。
ところで、このブログけっこう濃いですね。面白そうなんでちょくちょく訪問させていただきます。
じっちゃんさん、はじめまして。
フレッド・ホイルが魅力的に見えるのはサイモン・シンの描き方による部分も大きいでしょうね。
サイモン・シンは人物に焦点を当てさせると抜群にうまいと思います。