井上 夢人〔著〕
全六話全てが地の文なしの会話のみで、おまけに文字も大きい。最近、字の小さな本ばかり読んだ後だったのでなおさら、あっという間に読み終えてしまいました。
読む前に期待しすぎていたせいもあって、若干物足りない面もあったのだけれども、それはまあ読み手のわがままというか贅沢にすぎないわけで、何か話に仕掛けがあるんじゃないかなどと変に過度の期待をせずに読めば、なかなか楽しい一冊。
しかし、作者が井上夢人で、地の文なしの会話のみ、各話のタイトルが○○の証明と統一されていたりすれば過度の期待をしてしまうのも仕方ないではなかろうか。
タイトルに「証明」とついているように、どの話も○○を信じている人間と、それを否定しようとする人間との会話でなりたっている。それが宇宙人だったり、幽霊だったり、狼男だったりするんだけれども、それが本当のことかどうかという部分に焦点があたるのではなく、本当のことだったとしても何の問題も無いという部分に落ち着くのが面白かったりします。
否定せず、かといっておかしな方向に肯定もせず、このあたりは作者のスタンスなんだろうなあ。
読む前に期待しすぎていたせいもあって、若干物足りない面もあったのだけれども、それはまあ読み手のわがままというか贅沢にすぎないわけで、何か話に仕掛けがあるんじゃないかなどと変に過度の期待をせずに読めば、なかなか楽しい一冊。
しかし、作者が井上夢人で、地の文なしの会話のみ、各話のタイトルが○○の証明と統一されていたりすれば過度の期待をしてしまうのも仕方ないではなかろうか。
タイトルに「証明」とついているように、どの話も○○を信じている人間と、それを否定しようとする人間との会話でなりたっている。それが宇宙人だったり、幽霊だったり、狼男だったりするんだけれども、それが本当のことかどうかという部分に焦点があたるのではなく、本当のことだったとしても何の問題も無いという部分に落ち着くのが面白かったりします。
否定せず、かといっておかしな方向に肯定もせず、このあたりは作者のスタンスなんだろうなあ。
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