来月の気になる本 2006/6

「白亜館事件」 太田忠司 徳間文庫
「砂漠の惑星」 スタニスワフ・レム ハヤカワ文庫
「きみがいた時間ぼくがいく時間 タイムトラベル・ロマンスの奇跡」 梶尾真治 朝日ソノラマ
「バッテリー V」 あさのあつこ 角川文庫
「日本以外全部沈没 「狂乱」短篇集」 筒井康隆 角川文庫
「冬至草」 石黒達昌 ハヤカワSFシリーズJコレクション
「シンギュラリティ・スカイ」 チャールズ・ストロス ハヤカワ文庫
「七王国の玉座2」 ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫
「仮面幻双曲」 大山誠一郎 小学館
「さよなら妖精」 米澤穂信 創元推理文庫
「百万の手」 畠中恵 創元推理文庫
「時計を忘れて森へ行こう」 光原百合 創元推理文庫
「額の宝石 ルーンの杖秘録(1)【新版】」 マイケル・ムアコック 創元推理文庫
「探偵小説と記号的人物(キャラ/キャラクター) ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?」 笠井潔 東京創元社
「文学賞メッタ斬り!リターンズ」 大森望・豊崎由美 PARCO出版
「さようなら、いままで魚をありがとう」 ダグラス・アダムス 河出文庫
「スローモーション」 佐藤多佳子 ピュアフル文庫
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 新潮文庫
「冷血」 トルーマン・カポーティ 新潮文庫
「冬の巨人」 古橋秀之 徳間デュアル文庫
「髑髏検校」 横溝正史 徳間文庫
「セカイのスキマ」 田代裕彦 富士見ミステリー文庫
「北米探偵小説論」 野崎六助 双葉文庫
「夏化粧」 池上永一 文春文庫
シリアス系が苦手で<泰平ヨン>とか「ロボット物語」とかユーモア系ばかり読んでいたので読みのがしていたスタニスワフ・レムの「砂漠の惑星」は、ちょうど読みたいと思っていた矢先なのでピンポイントでの復刊が実にうれしい。
うれしいといえば石黒達昌の「冬至草」も同様。まさかJコレクションから出るとは思ってもみませんでした。
思ってもみなかったと言えば、文庫化なんて数年先だと思っていた「バッテリー V」が早くも文庫化されます。この調子だと最終巻も早めに文庫化されるかもしれません。
東京創元社のミステリ・フロンティアから二冊文庫化なんですが、「アヒルと鴨のコインロッカー」から文庫化されないのは何か理由があるのでしょうか。代わりに新潮文庫で「重力ピエロ」が。
東京創元社といえば「時計を忘れて森へ行こう」はとうの昔に文庫化されていたと思っていたけど、されていませんでした。何を勘違いしていたんだろう。
<銀河ヒッチハイク・ガイド>シリーズの四作目がいよいよ登場。おそらく面白くはないだろうが、ファンなら黙って読め。
トルーマン・カポーティの「冷血」って新訳の文庫化ってことなのかな。謎の一冊。
延びに延びた「冬の巨人」は今度こそ本当にでるのか? 半分どうでも良くなってきました。
富士見ミステリー文庫からは田代裕彦の新作。どんな話になるのかこれまた楽しみです。
横溝正史の「髑髏検校」はブラム・ストーカーの「ドラキュラ」を翻案したとされるもの。読んでみたいと思っていた矢先なのでこれまたうれしい一冊。
野崎六助の「北米探偵小説論」は読みたかった一冊。まさか文庫化されるとは思ってもみませんでしたよ、ほんと。
ところで、今月発売の「オーメン 新装版」の定価が666円なのはやっぱり狙っているんだろうなあ。支払うときに税込みになってしまうのが非常に残念。

コメント

  1. lazy より:

    >「バッテリー V」 あさのあつこ 角川文庫
    早いですね!最近4巻出たばかりなのに…
    書き下ろしが付いてないんでしょうか。
    「アヒルと~」は、動物愛護団体とかに叩かれたとかでしょうか。
    オーメンだけは、河出書房新社の方で「\666(税込)」って表記すれば良いのに。

  2. Takeman より:

    角川のサイトを見る限りではおまけは無さそうです。ひょっとしたら最終巻は映画公開に合わせて出るのかも知れませんねえ。
    「アヒルと~」は……文庫化しなくても売れているからでしょう、多分。七月の予定でもまだ文庫化はされないようですから。

  3. kazuou より:

    梶尾真治の新刊が気になります。またタイムトラベル・ロマンスかよ!とは思いますが、買っちゃうような気が…。

  4. Takeman より:

    梶尾真治は専業作家になってから書きまくってますよねえ。
    私も買うかどうかは微妙なところですよ。

  5. 石黒さんの「冬至草」は、Jコレから出るのですか。
    確か、芥川賞だか直木賞の候補になった本ですよね。
    ハネネズミの2冊しか読んでいないけれど、こっちがSFのレーベルから出てもおかしくないんだから、オドロキだけど納得。
    「さようなら、いままで魚をありがとう」 も、楽しみです。

  6. Takeman より:

    そうなんです、芥川賞の候補作も収録されるようなのでちょっと驚いています。もっとも芥川賞の候補作だからSFじゃないというわけでもないのですが。

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