オトフリート=プロイスラー作 / ヘルベルト=ホルツィング絵 / 中村 浩三訳
コーヒーが好きなので毎日の目覚めの一杯は欠かせません。
のんびりと手引きのミルでガリガリとコーヒー豆を挽いてゆったりとコーヒータイムを楽しむのが理想なんですが、あわただしい毎朝にそんなゆとりの時間なんてありません。豆を挽くのはあきらめてレギュラーコーヒーで妥協の毎日です。
時間がないのなら電動ミルにすればいいじゃないかと思うかも知れませんが、やはり豆を挽くのは手引きのミルなのです。
何故そんなに手引きにこだわるのだろうかと考えてみると、子供の頃に読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」の影響なんだろうと思います。
この本の中で、主人公がおばあさんにコーヒー挽きをプレゼントするのですがこのコーヒー挽き、コーヒーを挽くとき「五月はものみなあらたに」という曲を奏でるのです。
大どろぼうホッツェンプロッツでなくったってこんなコーヒー挽きがあったら欲しくなります。
で、まあ、「大どろぼうホッツェンプロッツ」を書いたのがオットフリート・プロイスラーという人なんですが、このほかにも「クラバート」という話を書いていたそうで、こちらも傑作という評判を聞き読んでみることにしました。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」とはうって変わって暗い話ですが、水車小屋で起こる不思議な出来事、毎年仲間の誰かが謎の死を遂げる、などなど。ああ、子供の頃に読んでおけば良かったよと思いましたよ。子供の頃に読んでいたらものすごくワクワクしながら読んだだろうなあ。先の展開を考えながら読んでしまう大人が読むよりも、物語に身を任せる子供が読んだ方が絶対に面白い。
というわけで、面白かった反面悔しい思いをしました。
のんびりと手引きのミルでガリガリとコーヒー豆を挽いてゆったりとコーヒータイムを楽しむのが理想なんですが、あわただしい毎朝にそんなゆとりの時間なんてありません。豆を挽くのはあきらめてレギュラーコーヒーで妥協の毎日です。
時間がないのなら電動ミルにすればいいじゃないかと思うかも知れませんが、やはり豆を挽くのは手引きのミルなのです。
何故そんなに手引きにこだわるのだろうかと考えてみると、子供の頃に読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」の影響なんだろうと思います。
この本の中で、主人公がおばあさんにコーヒー挽きをプレゼントするのですがこのコーヒー挽き、コーヒーを挽くとき「五月はものみなあらたに」という曲を奏でるのです。
大どろぼうホッツェンプロッツでなくったってこんなコーヒー挽きがあったら欲しくなります。
で、まあ、「大どろぼうホッツェンプロッツ」を書いたのがオットフリート・プロイスラーという人なんですが、このほかにも「クラバート」という話を書いていたそうで、こちらも傑作という評判を聞き読んでみることにしました。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」とはうって変わって暗い話ですが、水車小屋で起こる不思議な出来事、毎年仲間の誰かが謎の死を遂げる、などなど。ああ、子供の頃に読んでおけば良かったよと思いましたよ。子供の頃に読んでいたらものすごくワクワクしながら読んだだろうなあ。先の展開を考えながら読んでしまう大人が読むよりも、物語に身を任せる子供が読んだ方が絶対に面白い。
というわけで、面白かった反面悔しい思いをしました。
コメント
プロイスラーは「クラバート」しか読んでいないのですが、他にも面白い本があったのですね。
「クラバート」は中学時代に読んだ、私の思い出の一冊で、大好きな本です。
大人になってから読んでも、やっぱり感動しちゃいました。
そういう本は貴重ですよね。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」は「クラバート」とは違って愉快で楽しい話でした。その印象が強かったので「クラバート」を読んだときは別人が書いたんじゃないかって思ったくらいです。
私はあまり再読ってしない方なので、大人になってから読んでも感動ってのはうらやましいですね。