さて、来月の気になる本です。
「冬の巨人(仮)」 古橋秀之 徳間デュアル文庫
「ヤミナベ・ポリスのミイラ男」 梶尾真治 光文社文庫
「探偵小説四十年(下)」 江戸川乱歩 光文社文庫
「閉ざされた夏」 若竹七海 光文社文庫
「煉獄のエスクード RHYHM RED BEAT BLACK 3」 貴子潤一郎 富士見ファンタジア文庫
「侵略する少女と嘘の庭」 清水マリコ MJ文庫J
「シブミ(上下)」 トレヴェニアン ハヤカワ文庫NV
「夢みる宝石」 シオドア・スタージョン ハヤカワ文庫SF
「空白の殺意」 中町信 創元推理文庫
「白菊(仮)」 藤岡真 創元推理文庫
「個人情報、保護魔法!」 ロバート・アスプリン&ジョディ・リン・ナイ ハヤカワ文庫FT
「レフト・アローン」 藤崎慎吾 ハヤカワ文庫JA
「プルトニウム・ブロンド」 ジョン・サコーアー&ローレンス・ゲイネム ハヤカワ文庫SF
「青空の卵」 坂木司 創元推理文庫
「ゴースト・ブレイカー(仮)」 ロン・グーラート 扶桑社ミステリ
「SFが読みたい! 2006年版」 SFマガジン編集部編 早川書房
「無刀流SF翻訳講座」 大森望 研究社
梶尾真治の「ヤミナベ・ポリスのミイラ男」は何故かなかなか文庫化されなかった一冊。16年目にしてようやく文庫化です。
清水マリコの「侵略する少女と嘘の庭」は題名からすると嘘シリーズの模様。
トレヴェニアンの「シブミ」は名作セレクションなんですが、やはりこの間作者が亡くなったからでしょう。
「夢みる宝石」は…そういえば積読のままでした。探し出して読まなければ。しかしこの調子だと創元推理文庫も「原子力潜水艦シービュー号」を復刊させるかも知れませんね。
勢いに乗っているといえば藤岡真も新作がでます。今回はどんな形で騙してくれるのでしょうか。
扶桑社ミステリからはロン・グーラートのミステリが出ます。ロン・グーラートってどこかで聞いたような名前だなあと思って調べたら「金星のイエス人間」のロン・グーラートのようです。ユーモアSFの人かと思っていたらミステリも書いていたんですね。
しかし一番気になるのは「地球最後の私立探偵が、怖るべき力を秘めた巨乳アンドロイド美女失踪事件の謎を追う!」などとサイトで紹介されている「プルトニウム・ブロンド」。この開き直りっぷりは何なんでしょう。
そのほか、講談社ミステリーランドからは法月綸太郎と綾辻行人が予定されているみたいなのですが、果たして…。
コメント
スタージョンの「夢みる宝石」が復刊ですか…。
確かに,この勢いだと,「コスミック・レイプ」まで再登場してくるやも知れませんねえ。
ロン・グーラート,結構多作の人らしいので,ミステリー系でも,それなりに有名なんでしょうか。
「時計じかけの医者」という短編が好きなんですが。
「プルトニウム・ブロンド」は,ご紹介では,相当のゲテモノめいていますが,キワモノの面白さがあれば楽しみでもありますね。
共作者の名前もねえ…。
「コスミック・レイプ」も残っていましたね。「スタージョンは健在なり」をすくい上げた東京創元社がすくい上げてくれそうな気もします。
ロン・グーラートはちょっと前に「名犬クランキー」って話がSFマガジンに翻訳されていました。ちょうどジーン・ウルフ特集だったのでその号を買ったのですが、だから頭の片隅に名前が残っていたのかも知れません。
「プルトニウム・ブロンド」は実際に手に取ってみないとわかりませんね(^^;)