さて、そろそろ再開することにします。今年最初の本は去年予告した通り、マイケル・スレイドのあれです。
マイケル・スレイド著 / 夏来 健次訳
今回は「ヘッドハンター」事件の完結編です。
一応「ヘッドハンター」事件の顛末がうまく組み込まれているので、単独で読んでも楽しめるのですが、やはりここは「ヘッドハンター」を読んでいた方がいいでしょう。というか、第一作の「ヘッドハンター」はとんでもない終わり方をしていますから、順番に読んだ方が絶対楽しい。
このシリーズ、京極夏彦の京極堂シリーズと比較され、カナダ版京極堂シリーズと言われたりもするそうなのですが、「ヘッドハンター」のラストを京極堂シリーズに例えてみるとこんな感じになります。真犯人はなんと木場修だった。そして京極堂は木場修の策略で間違った人物を犯人としてしまう。犯人に間違えられた人物は木場修が射殺してしまったので誰も間違いに気づかない。そして表面上は事件解決するのだが、木場修は策略の過程で重傷を負い入院。京極堂は徹夜で看病して、木場修が目覚めたときに「君は優秀な警官になることができるよ」と涙するところで話が終わる。開いた口がふさがらないとはこのことです。
そして木場修はその後の数々の事件で何食わぬ顔をして登場します。計四作もそんな何食わぬ顔で登場するので、木場修が犯人というのはひょっとして自分の勘違いで、何かしらとんでもない読み間違いをしていたんじゃないのだろうかと自分の頭を疑いたくもなってきます。
しかし六作目のこの本を読んで安心しました。やっぱり木場修が犯人でした。って、木場修は例え話ですから実際はあのお方なんですが。
今回は<斬首人(ヘッドハンター)>の他に<刎刑吏(デキャピテイター)>なんて物々しい名前の殺人鬼も登場するのですが、「ヘッドハンター」事件が解決したところで満足してしまい、<刎刑吏(デキャピテイター)>の方なんてどうでも良くなってしまいます。
今回もレギュラーメンバーに対する残虐シーンがあるのですが、こいつは勘弁して欲しいなと思ったらまたしても夢落ち。ひっかかってしまいました。もっともこの作者、レギュラーメンバーでも平気で殺してしまうのでひっかかるに決まってますよ。
一応「ヘッドハンター」事件の顛末がうまく組み込まれているので、単独で読んでも楽しめるのですが、やはりここは「ヘッドハンター」を読んでいた方がいいでしょう。というか、第一作の「ヘッドハンター」はとんでもない終わり方をしていますから、順番に読んだ方が絶対楽しい。
このシリーズ、京極夏彦の京極堂シリーズと比較され、カナダ版京極堂シリーズと言われたりもするそうなのですが、「ヘッドハンター」のラストを京極堂シリーズに例えてみるとこんな感じになります。真犯人はなんと木場修だった。そして京極堂は木場修の策略で間違った人物を犯人としてしまう。犯人に間違えられた人物は木場修が射殺してしまったので誰も間違いに気づかない。そして表面上は事件解決するのだが、木場修は策略の過程で重傷を負い入院。京極堂は徹夜で看病して、木場修が目覚めたときに「君は優秀な警官になることができるよ」と涙するところで話が終わる。開いた口がふさがらないとはこのことです。
そして木場修はその後の数々の事件で何食わぬ顔をして登場します。計四作もそんな何食わぬ顔で登場するので、木場修が犯人というのはひょっとして自分の勘違いで、何かしらとんでもない読み間違いをしていたんじゃないのだろうかと自分の頭を疑いたくもなってきます。
しかし六作目のこの本を読んで安心しました。やっぱり木場修が犯人でした。って、木場修は例え話ですから実際はあのお方なんですが。
今回は<斬首人(ヘッドハンター)>の他に<刎刑吏(デキャピテイター)>なんて物々しい名前の殺人鬼も登場するのですが、「ヘッドハンター」事件が解決したところで満足してしまい、<刎刑吏(デキャピテイター)>の方なんてどうでも良くなってしまいます。
今回もレギュラーメンバーに対する残虐シーンがあるのですが、こいつは勘弁して欲しいなと思ったらまたしても夢落ち。ひっかかってしまいました。もっともこの作者、レギュラーメンバーでも平気で殺してしまうのでひっかかるに決まってますよ。
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