すっかりマイケル・スレイドにはまってしまいました。
マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳
マイケル・スレイド著 / 大島 豊訳
今回はアジアからの刺客人が登場です。アジアということで蛇頭と人身売買ネタもばっちりあります。なんだかジェフリー・ディーヴァーの歩んできた道は、とうの昔にマイケル・スレイドがスキップしながら歩いていたという気もしないでもありません。
そのほかにも作中内の連続殺人と現実のゾディアック事件との絡みも見せたりするのですが、科学の力でその関係をあっさり否定してしまう始末。とりあえず思いついたので出してみましたと思わんばかりのネタの詰め込み。何が飛び出すのかわからない闇鍋を突っついているような感覚です。
前作と比べると殺される人の数は遙かに少なくわりと安心して読めると言いたいところですが、殺すばかりが能じゃないぜと言わんばかりかこの作者、首を切断して生命維持装置につなげ、生かし続けるなんてシーンが登場したときには読む手が止まりましたよ。
そもそもメインのネタが、中国数千年の歴史を裏から操っていた一族と、人類進化の謎と不老不死と来るのですから、どこまで話を大きくすれば気が済むのだと言いたくもなります。というよりも三章と四章が圧巻。いったい何の話を読まされているのだオレは、という気分です。プリンを食べていたと思ったらいつの間にか卵豆腐を食べさせられていたとでもいいましょうか。
しかし、作者は四章の最後でとんでもない展開を見せつけてくれます。ここまでのことをしておいて、まさかあんなネタを使ってくるとは思いませんでした。マイケル・スレイドは数人の合作チームなのですが、誰か一人はバカにちがいありません。もしくは全員が好き勝手に書いておいたものを、まとめ役の人が超人的な能力を発揮してなんとか読めるレベルにまとめあげた話なのか。
この話を生き延びた者は次の話でふたたび相見えることとなるだろう、などとイカス発言を最後のページでのたまう作者はどこかいかれているに違いない。
そのほかにも作中内の連続殺人と現実のゾディアック事件との絡みも見せたりするのですが、科学の力でその関係をあっさり否定してしまう始末。とりあえず思いついたので出してみましたと思わんばかりのネタの詰め込み。何が飛び出すのかわからない闇鍋を突っついているような感覚です。
前作と比べると殺される人の数は遙かに少なくわりと安心して読めると言いたいところですが、殺すばかりが能じゃないぜと言わんばかりかこの作者、首を切断して生命維持装置につなげ、生かし続けるなんてシーンが登場したときには読む手が止まりましたよ。
そもそもメインのネタが、中国数千年の歴史を裏から操っていた一族と、人類進化の謎と不老不死と来るのですから、どこまで話を大きくすれば気が済むのだと言いたくもなります。というよりも三章と四章が圧巻。いったい何の話を読まされているのだオレは、という気分です。プリンを食べていたと思ったらいつの間にか卵豆腐を食べさせられていたとでもいいましょうか。
しかし、作者は四章の最後でとんでもない展開を見せつけてくれます。ここまでのことをしておいて、まさかあんなネタを使ってくるとは思いませんでした。マイケル・スレイドは数人の合作チームなのですが、誰か一人はバカにちがいありません。もしくは全員が好き勝手に書いておいたものを、まとめ役の人が超人的な能力を発揮してなんとか読めるレベルにまとめあげた話なのか。
この話を生き延びた者は次の話でふたたび相見えることとなるだろう、などとイカス発言を最後のページでのたまう作者はどこかいかれているに違いない。
コメント