リチャード・マシスン著 / 吉田 誠一訳
何ともいえない嫌な話ばかりでした。オチが決め手の話ではないので、読み始めて最初に思い浮かぶ嫌な結末向けてまっしぐらな話ばかりなのです。
嫌な結末を迎えるに決まっている話を読み続けることほど苦痛なものはなく、そういう意味ではこの本は面白くなかったのであります。
嫌な結末向けてまっしぐらな話が好きな人にはちょうどいい本かもしれないけれど、正直な話、だいぶ賞味期限切れをおこしている気もしないでもありません。読み始めてすぐに結末の予想がつくのも、結局はこの話は○○ネタかなと思ったりするからで、様々な○○ネタのルーツを読んでいるような感じです。
アンソロジーなどに一編だけ収録されている分には読んでいても面白いのだけれども、どうやら私にとってマシスンはまとめて読むのには適さない作家のようです。
とはいうものの、ホラー系以外の「天衣無縫」や「忍びよる恐怖」はお気に入り。「忍びよる恐怖」なんて、こんな会話から始まる馬鹿SF。
嫌な結末を迎えるに決まっている話を読み続けることほど苦痛なものはなく、そういう意味ではこの本は面白くなかったのであります。
嫌な結末向けてまっしぐらな話が好きな人にはちょうどいい本かもしれないけれど、正直な話、だいぶ賞味期限切れをおこしている気もしないでもありません。読み始めてすぐに結末の予想がつくのも、結局はこの話は○○ネタかなと思ったりするからで、様々な○○ネタのルーツを読んでいるような感じです。
アンソロジーなどに一編だけ収録されている分には読んでいても面白いのだけれども、どうやら私にとってマシスンはまとめて読むのには適さない作家のようです。
とはいうものの、ホラー系以外の「天衣無縫」や「忍びよる恐怖」はお気に入り。「忍びよる恐怖」なんて、こんな会話から始まる馬鹿SF。
「珍しい発見をしましたよ」
「どんな発見です?」
「ロサンゼルスが生きているってことなんです」
「ふむ、動いている」
それにしてもまだ存命だったとは…。1926年生まれなので生きていてもなんら不思議ではないのだけれども、やっぱり過去の人ってイメージが染みついてしまっているからかな。
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