時雨沢 恵一〔著〕
わたくし、あとがきが大好きです。
どのくらい好きかというと高校の時の読書感想文に式貴士の「カンタン刑」を選んで書いたぐらい好きです。式貴士といえば「長いあとがき」です。式貴士の本には短編一本分くらいの分量のあとがきがくっついているので、あとがきマニアの心をがっちりつかんでくれました。もちろんそのとき書いた感想文も本文の感想ではなく、「長いあとがき」に対しての感想を、あとがきに対する愛を込めて書きましたですよ。
四六版よりも文庫の方を好んで買うのも、文庫には大抵あとがきが存在するからです。もっとも金銭的な理由というのが一番の理由ですが。
なので、あとがきのない文庫を買うのは非常に抵抗感があります。あとがきがないと、この本はあとがきの部分が落丁しているんじゃないだろうかと思うくらいですよ。
夢枕漠の本に「あとがき大全」という本があります。夢枕漠が今までに書いたあとがき等を一冊にまとめた本ですが、あれは邪道です。本文がありません。本文あってのあとがきです。あとがきマニアは、最後に楽しいあとがきが待っているからこそ辛く長くつまらない本文を苦行のごとく読むのです。すいません最後のは嘘です。
そういうわけで、「キノの旅」の時雨沢恵一もあとがきマニアの心をがっちりつかんでくれます。「キノの旅」も九巻目となりましたが、手を変え品を変え、意表をつくあとがきを毎回書いてくれます。
本文の内容はというと、いつもと変わらず。新しいキャラクターが増えた分、面白さもちょっと増大といったところでしょうか。
どのくらい好きかというと高校の時の読書感想文に式貴士の「カンタン刑」を選んで書いたぐらい好きです。式貴士といえば「長いあとがき」です。式貴士の本には短編一本分くらいの分量のあとがきがくっついているので、あとがきマニアの心をがっちりつかんでくれました。もちろんそのとき書いた感想文も本文の感想ではなく、「長いあとがき」に対しての感想を、あとがきに対する愛を込めて書きましたですよ。
四六版よりも文庫の方を好んで買うのも、文庫には大抵あとがきが存在するからです。もっとも金銭的な理由というのが一番の理由ですが。
なので、あとがきのない文庫を買うのは非常に抵抗感があります。あとがきがないと、この本はあとがきの部分が落丁しているんじゃないだろうかと思うくらいですよ。
夢枕漠の本に「あとがき大全」という本があります。夢枕漠が今までに書いたあとがき等を一冊にまとめた本ですが、あれは邪道です。本文がありません。本文あってのあとがきです。あとがきマニアは、最後に楽しいあとがきが待っているからこそ辛く長くつまらない本文を苦行のごとく読むのです。すいません最後のは嘘です。
そういうわけで、「キノの旅」の時雨沢恵一もあとがきマニアの心をがっちりつかんでくれます。「キノの旅」も九巻目となりましたが、手を変え品を変え、意表をつくあとがきを毎回書いてくれます。
本文の内容はというと、いつもと変わらず。新しいキャラクターが増えた分、面白さもちょっと増大といったところでしょうか。
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