小川一水
三ヶ月連続小川一水ということで二ヶ月目は『老ヴォールの惑星』、中編集です。
一ヶ月目は「疾走!千マイル急行」なのですが、これは上巻なので、来月の下巻を待ってから感想でも書いてみたいと思います。
で、「老ヴォールの惑星」。中編集なので四編しか収録されていないのだけれども、今まで読んだ中で一番いいんじゃないかってぐらいに面白い。ひょっとしたら長編よりも中編の方が面白いものを書いてくれるんじゃないのだろうか。
どれも面白かったのだけれど、あえて選ぶとすれば「ギャルナフカの迷宮」と「漂った男」。
「ギャルナフカの迷宮」は、政治犯として「投宮刑」に処され「ギャルナフカの迷宮」に追放された男の話。疑心暗鬼の中、社会が徐々に構成されていく様が面白く、ぐいぐいと読ませます。
「漂った男」のほうは、全く陸地の無い海だけの惑星に遭難した男の生涯の話。唯一男に残された手段は通信機による会話のみ、いろんな意味で泣けます。とくに終盤。そしてなんと言ってもラストの一文が秀逸。
こいつは傑作です。
一ヶ月目は「疾走!千マイル急行」なのですが、これは上巻なので、来月の下巻を待ってから感想でも書いてみたいと思います。
で、「老ヴォールの惑星」。中編集なので四編しか収録されていないのだけれども、今まで読んだ中で一番いいんじゃないかってぐらいに面白い。ひょっとしたら長編よりも中編の方が面白いものを書いてくれるんじゃないのだろうか。
どれも面白かったのだけれど、あえて選ぶとすれば「ギャルナフカの迷宮」と「漂った男」。
「ギャルナフカの迷宮」は、政治犯として「投宮刑」に処され「ギャルナフカの迷宮」に追放された男の話。疑心暗鬼の中、社会が徐々に構成されていく様が面白く、ぐいぐいと読ませます。
「漂った男」のほうは、全く陸地の無い海だけの惑星に遭難した男の生涯の話。唯一男に残された手段は通信機による会話のみ、いろんな意味で泣けます。とくに終盤。そしてなんと言ってもラストの一文が秀逸。
こいつは傑作です。
コメント
「老ヴォールの惑星」
「老ヴォールの惑星」
小川 一水 (著)
ハヤカワ文庫 JA
ちょっと趣味に合わなかったので、そこだけ書きます。
内容に関しては、以下を参考にしてみてください。評判は良いようです。
こんにちは、Takemanさんも「漂った男」が高評価なんですね~
いろいろな感想を見たらこれがBEST1の所が多かったです。
正直、ダンジョンも一人きりも怖いです(TT)
両方とも印象に残る感じでした。
「老ヴォールの惑星」小川一水
老ヴォールの惑星
小川一水[:読書:]
中編4本のうち、2本がファーストコンタクトもの
なにごとも諦めない心を持った人たちが
逆境にめげず力を合わる(もしくは一人でも)
頑張る感じが伝わってきます。
全体的にあまり明るくないので
メンタル面が元気な時に読むことをオススメします。
あまり感情移入せずに読んだので、面白く読めたってのはありますね。
自分がそうなったらと考えてしまうと一人っきりってのは怖いですよ、やっぱり。