銀河ヒッチハイクガイド

「ヘッドハンター」が再刊されたのを良い機会に、マイケル・スレイドに手を出してみようと「ヘッドハンター」を読み始めたのですが、やっかいなことにこのマイケル・スレイド、シリーズの順番どおりに読んでいかないと前作のネタバレしまくりなので、三作目の「カットスロート」が絶版となっている今現在、ちょっと失敗したかなと思い始めています。
それはそうとて、

銀河ヒッチハイク・ガイド
ダグラス・アダムス著 / 安原和見訳

コメント

  1. Nobody knows より:

    「銀河ヒッチハイク・ガイド」 ダグラス・アダムス著 河出文庫

    ひと言で言うなら、ドタバタコメディSFアドベンチャー。
    読感はと言うと、「はぁ?いくらなんでもねー、これはないでしょう、嘘でしょう。えぇ!?うそー、くっだらねー!んー・・・、でもなんなんだろう、この奇妙な面白さは。」って感じでしょうか。なぜなら最初の50ページの辺りで、まず地球が消滅する。冒頭からいきなり、「地球の最後」という、普通ではあり得ない展開である。
    この「銀河ヒッチハイク・ガイド」は、去年映画化されたことにより、時期を合わせて河出文庫から出版されたようだが、もともとイギリス本国で出版されたのは1979年、BBCラジオの連続ドラマから、脚本を手がけた著者自身が小説化、以来現在に至るまでヨーロッパ各国で根強い人気を保っている。
    しかし、最初から地球の滅亡、その後宇宙船に助けられ星間ヒッチハイクなど、話の展開も無茶苦茶なら、宇宙空間で30秒までなら死なないとか、科学的に見ても嘘ばっかりのばかばかしい内容なんだけど、「うわー、ばっかみたい。」とか思いながらも、深夜一気に読み切ってしまったのは、「ダ・ヴィンチ・コード」以来かも知れない。多分、これを高校生の頃に読んでいたら、レイ・ブラッドベリのように、確実にハマっていただろう。
    普段は非常に落ち着いているのに、ときおり予想外な展開にあわてふためくときがあるものだが、表紙に「パニくるな!」と書かれた「銀河ヒッチハイク・ガイド」さえあれば、そういうときでも無敵の気分になれそうな気がする。

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