西尾維新の「ニンギョウがニンギョウ」を書店で見かけて思わず買いそうになってしまいました。函入りで表紙には油紙というかグラシン紙がかかっていて、本という物体そのものが好きな人間にとってあれは猫にマタタビみたいなものです。
中身なんてどうでも良いから手元に置いておきたい衝動に駆られたのですが、我慢しました。
で、来月の気になる本です。
「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」法月綸太郎 角川文庫
「塵よりよみがえり」レイ・ブラッドベリ 河出文庫
「ブルースカイ」桜庭一樹 ハヤカワ文庫JA
「闇の展覧会―霧」カービー・マッコーリー編 ハヤカワ文庫NV
「啓示空間」アレステア・レナルズ ハヤカワ文庫SF
「サンドキングズ」ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫SF
「ハル」瀬名秀明 文春文庫
「マッカンドルー航宙記2」C・シェフィールド 創元SF文庫
「安楽椅子探偵アーチー」松尾由美 創元推理文庫
「竜とわれらの時代」川端裕人 徳間文庫
「しをんのしおり」三浦しをん 新潮文庫
「アバラット(1)」クライヴ・バーカー villagebooks
「どんがらがん」アヴラム・デイヴィッドスン/殊能将之編 河出書房新社
「キス・キス」ロアルド・ダール 早川書房
「さあ、気ちがいになりなさい」フレドリック・ブラウン 早川書房
「分冊文庫版 鉄鼠の檻(1)(2)」京極夏彦 講談社文庫
「都筑道夫少年小説コレクション(4)妖怪紳士」都筑道夫/日下三蔵編 本の雑誌社
「フォア・フォーズの素数」竹本健治 角川文庫
「海賊モア船長の憂鬱」多島斗志之 集英社
「宇宙舟歌」R・A・ラファティ 国書刊行会
「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」は 小泉八雲 「はかりごと」なんかが収録されているようで、なかなか面白いアンソロジーのようです。
今月は、「少女には向かない職業」来月は「ブルースカイ」と連続刊行の桜庭一樹、「荒野の恋」の第二部は11月予定じゃなかったかな。
三分冊された「闇の展覧会」も最終巻ですが、この巻の目玉はスティーブン・キングなので見送りするつもりだったのですが、リサ・タトルの短編がこっちに入ってしまったのでたぶん購入するでしょう。
「サンドキングズ」は「タフの方舟」が売れたおかげでしょうか。何にせよ復刊してくれてうれしいです。
「ハル」は「あしたのロボット」の文庫化みたいです。
「アバラット(1)」って、一編に出ないのか…。
「鉄鼠の檻」は四分冊ですか…。
「海賊モア船長の憂鬱」は「海賊モア船長の遍歴」の続編かな。「海賊モア船長の遍歴」の文庫は文庫でありながら二段組という変わった作りでした。
R・A・ラファティの「宇宙舟歌」は予定では来月ですが、まあ気長に待ちましょう。
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