浅倉 久志 / Leiber Fritz
冒険の舞台は異世界ネーウォン。
No When の綴りを逆から読んだことからも判るように何時知れぬ時代。
今回の話は冒頭からいきなり面白い。
この「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズ、4巻、5巻と飛躍的に面白くなってきているような気がするのだけれども、これは単に4巻5巻の方が自分の肌にあっているというだけなのだろうか。
異世界なのにいきなりドイツ人が登場したり、普通ならばそこで世界観がぶち壊れるはずなのだけれども、ドイツ人が登場したくらいではびくともしない強靱な世界というか、あっさりと物語に取り込んでしまう貪欲さ。
目なし顔のシールバがマウザーに渡す魔法は相変わらず変な魔法で、マウザーを助けるためのものか、窮地に陥らせるためのものかよくわからなかったり、ランクマーの危機を救うべく鳴り物入りで現れた古の神々は最初は勇ましいのだけれども、ネズミの軍隊の前にたじたじとなるわと最後まで愉快痛快。
これで全5巻完結したわけですが、あとがきによるとこのシリーズ、後2冊あるらしい。ぜひとも翻訳してもらいたいものであります。
No When の綴りを逆から読んだことからも判るように何時知れぬ時代。
今回の話は冒頭からいきなり面白い。
この「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズ、4巻、5巻と飛躍的に面白くなってきているような気がするのだけれども、これは単に4巻5巻の方が自分の肌にあっているというだけなのだろうか。
異世界なのにいきなりドイツ人が登場したり、普通ならばそこで世界観がぶち壊れるはずなのだけれども、ドイツ人が登場したくらいではびくともしない強靱な世界というか、あっさりと物語に取り込んでしまう貪欲さ。
目なし顔のシールバがマウザーに渡す魔法は相変わらず変な魔法で、マウザーを助けるためのものか、窮地に陥らせるためのものかよくわからなかったり、ランクマーの危機を救うべく鳴り物入りで現れた古の神々は最初は勇ましいのだけれども、ネズミの軍隊の前にたじたじとなるわと最後まで愉快痛快。
これで全5巻完結したわけですが、あとがきによるとこのシリーズ、後2冊あるらしい。ぜひとも翻訳してもらいたいものであります。
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