トーベ・ヤンソン著 / 富原真弓 編訳
トーベ・ヤンソン短編集を買いました。
トーベ・ヤンソンといえばムーミンの生みの親のトーベ・ヤンソンです。
日本だとアニメのムーミンの印象が強いので原作を読むと、「これは僕のムーミンじゃない」と思ってしまいます。
もっともトーベ・ヤンソン自身もアニメのムーミンを見て激怒したそうなので別物と考えたほうがいいのかも知れません。きっと「これは私のムーミンじゃない」と思ったことでしょう。
ちなみに私は両方とも好きです。
アニメの、自由を愛し頼りがいのあるお兄さん的存在のスナフキンも好きですが、原作の、自分の自由を束縛されようとすると奇声を発して暴れ回る危ないお兄さん的スナフキンも好きです。
で、何の話でしたっけ。
そうそうトーベ・ヤンソン短編集の話です。
最初から順番に読まずに、面白そうな話から読んでいきました。
あいつらに怯えながら廃虚となった街で生活する男女の話「ショッピング」は面白かったのですが、それ以外はどうも面白くありません。
頭の中に話が入ってこないうえにムーミンのトーベ・ヤンソンとも結びつきません。合わないなぁと思いつつ読み進めていって、「汽車の旅」を読んでいて、ああこれはムーミンのトーベ・ヤンソンと結びつきました。
かみ合わなかった歯車がようやく一致した感じです。そこから急に面白くなり始めました。
「往復書簡」なんて、日本人のファンからの手紙という構成なんですが、アニメのムーミンを見て激怒したトーベ・ヤンソンが書いたのではないかと思うくらい邪悪です。
いやもう最高ですよ。
トーベ・ヤンソンといえばムーミンの生みの親のトーベ・ヤンソンです。
日本だとアニメのムーミンの印象が強いので原作を読むと、「これは僕のムーミンじゃない」と思ってしまいます。
もっともトーベ・ヤンソン自身もアニメのムーミンを見て激怒したそうなので別物と考えたほうがいいのかも知れません。きっと「これは私のムーミンじゃない」と思ったことでしょう。
ちなみに私は両方とも好きです。
アニメの、自由を愛し頼りがいのあるお兄さん的存在のスナフキンも好きですが、原作の、自分の自由を束縛されようとすると奇声を発して暴れ回る危ないお兄さん的スナフキンも好きです。
で、何の話でしたっけ。
そうそうトーベ・ヤンソン短編集の話です。
最初から順番に読まずに、面白そうな話から読んでいきました。
あいつらに怯えながら廃虚となった街で生活する男女の話「ショッピング」は面白かったのですが、それ以外はどうも面白くありません。
頭の中に話が入ってこないうえにムーミンのトーベ・ヤンソンとも結びつきません。合わないなぁと思いつつ読み進めていって、「汽車の旅」を読んでいて、ああこれはムーミンのトーベ・ヤンソンと結びつきました。
かみ合わなかった歯車がようやく一致した感じです。そこから急に面白くなり始めました。
「往復書簡」なんて、日本人のファンからの手紙という構成なんですが、アニメのムーミンを見て激怒したトーベ・ヤンソンが書いたのではないかと思うくらい邪悪です。
いやもう最高ですよ。
コメント
ムーミンを見て激怒して書いてるとは…
すごい気になります。
私はムーミンをまじめにちゃんと見たことはないのですが、
スナフキンがかっこよくて昔から好きです。
結構、ムーミンをかさなる本って多いんですねぇ~。
知らなかった。
色々な本の紹介がされててすごい面白いブログなのでこれからちょくちょくお邪魔させていただきますね。
コメントありがとうございます。
トーベ・ヤンソンの小説は省略が多いので、行間を想像しながら読むと、
底意地の悪さが見えてきて結構面白いのです。
もっとも私自身が底意地が悪いのでそんな風に受け取ってしまうのかも知
れませんが(笑)
はじめまして。検索サイトをさまよってお邪魔しました。
小説のムーミンのファンですが、トーベ・ヤンソンってムーミン以外の話も書いているんですね。ムーミンを読んでいると、牧歌的というよりは、寒々しい世界だなと思うことはありますが…底意地の悪いヤンソン(笑)。そうだったんですね。
記事を拝見して久々にムーミンが読みたくなりました。
rizwordsさんこんにちは。
そうですね、確かに小説のムーミンの世界は寒々しい世界ですね。
「ムーミン谷の彗星」なんて終末感が漂っていますし。
私はムーミンが大好きなので、この本には
かんり興味がありますね。
近くの書店でも探してみようと思います。