関口 幸男 / Anderson Poul
ハヤカワ文庫SFから出ていますが、どこをどう取ってもまごうことなきファンタジーです。初版の1974年当時はまだファンタジーのレーベルであるハヤカワ文庫FTがまだ創刊されていなかったので無理もありませんが、今これをSFのレーベルで出すのはちょっと無理があります。
と、そんな細かいことはさておき…
いやはや、これは思ったより読みやすくて、面白い。
北欧神話をベースに、ケルト神話世界に、キリスト教、日本の鬼までもが登場する、神話世界のごった煮。
妖精族との取り替えっ子、一度鞘から抜かれたら血を吸うまでは戻らぬ魔剣等々、ファンタジーの基本エピソードもしっかり充実。
これが「指輪物語」と同じ年に書かれたというのだから驚きというか、さすがアンダースン先生。「指輪物語」に負けず劣らずの内容ですが、やはり、あちらは大枠ではハッピーエンドで終わったのに対して、こちらは考え得る限りのバットエンド。
そこが今ひとつメジャーになりきれなかった点でしょうか。
と、そんな細かいことはさておき…
いやはや、これは思ったより読みやすくて、面白い。
北欧神話をベースに、ケルト神話世界に、キリスト教、日本の鬼までもが登場する、神話世界のごった煮。
妖精族との取り替えっ子、一度鞘から抜かれたら血を吸うまでは戻らぬ魔剣等々、ファンタジーの基本エピソードもしっかり充実。
これが「指輪物語」と同じ年に書かれたというのだから驚きというか、さすがアンダースン先生。「指輪物語」に負けず劣らずの内容ですが、やはり、あちらは大枠ではハッピーエンドで終わったのに対して、こちらは考え得る限りのバットエンド。
そこが今ひとつメジャーになりきれなかった点でしょうか。
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