中町信
良い仕事をしています、東京創元社さん。
先に出た「模倣の殺意」はそれなりにおもしろかったのだけれど、それほど評判にならずに、消えていってしまったことが納得できる地味な作品でした。そんなわけで、「天啓の殺意」も地味な話だろうなと覚悟の上で読んだのですが、ちょっとばかり違いました。
50ページほど読んだところで、こいつが犯人だろうと予想が付き始めたのはいいんですが、探偵役の人物もその人物を犯人とにらみ追いかけるると、その犯人だと思われる人物は途中で殺されてしまいます。気を取り直して、別の人物が犯人だと予想すると、その人物も殺されてしまいます。
そう、怪しいと思った人物が、怪しいと思ったとたんに殺されまくっていくのです。まんまと作者の術中にはまってしまいました。
先に出た「模倣の殺意」はそれなりにおもしろかったのだけれど、それほど評判にならずに、消えていってしまったことが納得できる地味な作品でした。そんなわけで、「天啓の殺意」も地味な話だろうなと覚悟の上で読んだのですが、ちょっとばかり違いました。
50ページほど読んだところで、こいつが犯人だろうと予想が付き始めたのはいいんですが、探偵役の人物もその人物を犯人とにらみ追いかけるると、その犯人だと思われる人物は途中で殺されてしまいます。気を取り直して、別の人物が犯人だと予想すると、その人物も殺されてしまいます。
そう、怪しいと思った人物が、怪しいと思ったとたんに殺されまくっていくのです。まんまと作者の術中にはまってしまいました。
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