ウールリッチ、みたび

「暗闇へのワルツ」読み終えました。
わたしゃもう、今までウールリッチのどこを読んでいたんだと反省しましたよ。
話の内容は、男が悪女にはまって人生転落。ただそれだけです。大甘のメロドラマにウールリッチ特有のサスペンス風味。陳腐な物語でもウールリッチの手に掛かると、まるで詐欺のように全然別な物語へと変えられてしまいます。全盛期のウールリッチはここまですごかったんだと改めて思いました。
ちょっと失望した「黒い天使」も、またいつか読み返してみようかと思います。

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