評判が良いうえにまだ巻数がそれほど出ていないので読んでみることにした。
主人公は凄腕のスパイ。西ドイツと東ドイツを彷彿させる二つの国があり、彼はその片方の国のスパイだ。
そんな彼に新たな任務が与えられる。それは敵の国に新入してそこで結婚して子供を作り、その子供をとある学校に入学させるという任務だ。もちろんそれは数年がかりではなく数週間でだ。
つまり仮の妻と仮の子供を用意して家族となるのである。もちろん仮の妻にも仮の子供にもその任務は話さず。
ということで妻は夫の正体を知らず、子供も父親の正体を知らない。表面上では仲の良い家族であるが、夫はスパイ、妻は殺し屋そして子供はテレパス。
これでうまくいうのかと思う部分もあるけれど、全体的にコメディなので、そんな馬鹿なと思うような展開であっても納得してしまうことができる。逆にいえば常に綱渡りの状態だともいえるけれども、その危うさの部分は物語とは無関係な部分でもあるので、この先どういうことになるのやら。
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