まったくノーチェックだったけれども、いやあやうく見逃してしまうところだった。
タイトルと表紙からジャズが関係する話だなと思ったが、とりあえず第一話がWEBで公開されていたのでちょっと見てみたところ予想通りだったので、あとはもう買うしかないなとおもい、第一話の途中で止めてそのまま電子書籍版を買ってしまう。
時代は戦争直後。ある程度復興はしたけれども、まだまだ進駐軍がいる時代。主人公の少女は東京に出てきてそしてある人物を探している。その人物がだれなのか、そして彼女にどんな過去があったのかは少しずつ語られていくのだが、そうした縦糸の物語に対して、ジャズが絡んでくる。
時代的に山田参助の『あれよ星屑』と重なる部分があって、全体をおおうユーモアも山田参助と似たような雰囲気があって『あれよ星屑』が好きだった人にもおすすめできる。
「音楽が再生する歴史を描く、一大ニッポンジャズストーリー」ということで縦糸の部分以外のところで音楽、なによりもジャズが日本に広がっていく芸能の歴史が描かれていくことになるのか、そのあたりは今後の楽しみとしてだが、面白い漫画が登場した。
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