最近はほとんどゲームをすることがなくなってしまったのはゲームをすると時間がどんどんとゲームに費やされてしまって他のことができなくなってしまうからで、ゲームそのものが嫌いになったわけでも飽きてしまったわけでもない。
僕がファミコンを買ったのは大学時代のことなので、高橋名人に入れ込むようなことはなく、16連射なんかもどこか冷めた目でみていたというか僕の興味の対象はゲームそのものなので名人のほうには興味などいかなかったというのが正しいわけだけれども、いろいろな媒体で登場しているので刷り込まれてしまったという部分もある。
同時期に、様々なゲームメーカーから名人が登場して、テクモの辻名人はちょっとだけ接点があったこともあるけれども、それはまだ辻名人が名人となる前のことで、名人になってテレビに登場したときにはちょっと驚いたことも今となっては懐かしい思い出だ。
そんなわけで、こういう回顧録のようなものを読むと当時の記憶がよみがえっていろいろと懐かしく感じられる。
しかし、内容はというと、わりと淡々と話が進んでいくので、物足りない部分もあるのだけれども、ゲーム開発ではなく広報としての名人の回顧録は自分の知らない部分もあってなかなか興味深い話が多い。
後半は名人の好きなゲームの話になっていって、『きね子』というゲームに触れられていているのを読んで、おお、高橋名人もこのゲームが好きなのかと親しみを感じたりもした。このゲーム僕も好きで、あまりにも好きすぎて自分でも同じようなゲームを作ってしまったぐらいなのであります。
いろいろと懐かしい。
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